◆ 落ち着きとテンポの良さにフォーカス
広島が中日に1−0で勝利。今シーズン4回目の4連勝で、首位の座をガッチリとキープした。
広島の野村祐輔と中日の小笠原慎之介の両先発が一歩も引かぬ熱投をみせ、5回を終わって両軍無得点で中盤に突入。広島は継投策をチョイスし、6回黒原拓未、7回塹江敦哉、8回森浦大輔、そして9回テイラー・ハーンの4人の左腕リレーで中日打線を封じ込めた。
勝ち星は付かなかったが、今シーズン初登板で5回無失点と上々の投球をみせた野村祐輔に対し、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた齊藤明雄氏は「久々、1年ぶりの先発で。まあまあピンチもあった中で、野村らしい粘り強いピッチングだったんじゃないかなという感じですよね。点を取られることを覚悟して投げたと思うんですけど、それで反対にリラックスできて、いい気持ちで投げきれたんじゃないかなっていう感じはありますね」と5回を投げ抜き、被安打6、与四球1、無失点の内容を評価した。
もう一人の解説者・仁志敏久氏は「落ち着いているのと、それから色んなボールをうまく使い分けてる。あとはやっぱり守りのリズムが良かったのか、いいプレーがたくさん出ましたね」とベテランらしい落ち着きと、テンポの良さの2点にフォーカスし合格点を与えていた。
357日ぶりの今季初登板でいきなり結果を残した野村祐輔。ベテランの存在を忘れてもらっては困るとばかりの投球は見事だった。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
