2024.08.02 18:00 | ||||
読売ジャイアンツ | 2 | 終了 | 4 | 東京ヤクルトスワローズ |
東京ドーム |
「ピッチングがうまい」
ヤクルトが巨人相手に逃げ切り勝ち。東京ダービーを制し、連敗を3で止めることに成功した。この日は東京ドームで1050日ぶりのG倒をやってのけた奥川恭伸の力投が光った。
前回は4回3失点とゲームを作れなかったが、この日は立ち上がりから巨人打線を翻弄。ヒットは初回の吉川尚輝と4回のヘルナンデスに許した単打2本のみ、四球もゼロと安定感バツグンの投球を披露し、6回まで無失点と先発の仕事を果たした。打線も巨人先発の赤星優志から2回に中村悠平のスクイズが野選を誘い先制。マウンドを譲る直前の6回には、四球で貯めた2人のランナーを太田賢吾の二塁打で2点を追加し奥川を強力アシストした。8回には巨人に2点を返されたものの、9回には西川遥輝のタイムリーでダメ押し。4−2でカード初戦をモノにした。
今季最長の6回を投げ3勝目を挙げた奥川に対し、2日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏は「投げるたびにイニングも伸びてきて、顔もね、ちょっと力強くなってるのかなっていう感じもありますし、バッターとの駆け引きも バッテリーでできてるなという感じで、うまく打ち取ってるんじゃないかなと思いますね」と徐々に良くなっていると解説。続けて「あともう少しゲーム感覚が戻れば7回、8回は厳しいかもしれないですけど、100球まではいけるかなという感じはしますけどね」と更にイニングが食えるピッチャーになれると期待した。
もう一人の解説・仁志敏久氏は「もう立ち上がりから非常に落ち着いていて。真っすぐのコントロールも良かったので、やっぱちょっと変化球浮くんですけれども、全部やっぱりこう、緩急でバッターがやられてる感じがするんですよね。 ピッチングがうまいという感じでした」と投球術を称えていた。
怪我を乗り越え、順調にステップアップを果たしている奥川恭伸。燕の真のエースへのストーリーが、ますます楽しみになってきた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』