中日・根尾昂
中日・根尾昂 (C)Kyodo News

◆ 江本氏は「基本的にストレートが速くない」とバッサリ

 中日は広島に4-6で敗れ今季4度目の同一カード3連敗。借金は再び今季ワーストの「11」となり、ビジターゲームは7月3日の巨人戦(前橋)から12連敗となった。

 今季初先発の根尾昂は初回、先頭の秋山翔吾にストレートの四球を与えるなど無死一、三塁のピンチを招き、3番・中村貴浩に自らのグラブを強襲する適時内野安打を許し先制点を献上。その後も4番・小園海斗、5番・坂倉将吾に連続適時打を浴びるなど初回から5点を失った。

 直後の攻撃で自ら右中間突破の適時二塁打を放ち1点を返すも、2回裏は再び先頭の秋山に右越えソロを浴び6失点目。3回54球、8安打6失点(自責点5)、1奪三振1四球の内容で降板となり、今季の防御率は9.39となった。

 中日打線は広島を上回る11安打を放つも、3併殺の拙攻もあり反撃は4点止まり。3回6失点KOの根尾は、これがプロ初黒星となった。

 4日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では根尾の投球内容について議論。解説者の江本孟紀氏は「立ち上がりから見てピッチングが安定しない。力んでボールになって、ストライクを取りにいって打たれる」と、立ち上がりの悪さを指摘。その上で「基本的にストレートが速くない。広島のバッターにしてみれば打ち頃だったと思う。もう一皮むけないといけないと思う」と今後の成長に期待を寄せた。

 田尾安志氏は「苦労しているんだろうなと…。高校のときはハツラツとしていたのに、それが感じられないのが残念。もうプロに入って6年目。何かをつかんで、一気に開花してもらいたいという選手なんでね」とハッパをかけた。

 岩本勉氏は「戦っている相手が打者じゃない。特にプレーボールの瞬間」と指摘。「『今日の俺、大丈夫か?』『ストライクは入るか?』と自分と戦っていて、ボールの重さも感じられず、てんでコントロールできていなかった。セットポジションになって、クイックモーションなどで少しずつボールの重さを感じながら、動きが小さくなったときに(本来の)ピッチングフォームが戻ってきた。でも、もうそのときには後手に回っていて、にっちもさっちもいかない」と、立ち上がりの制球難を解説した。

 その上で「今後もピッチャーとして生きていくなら、短いイニングで『3人とも三振取ってこい!』というミッションを与えて、爆発的な投球で自分の奥に潜んでいる最大能力を引き出すこと。僕はその作業が必要だと思う」と改善案を力説した。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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ベースボールキング編集部

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