○ 巨人 5 － 0 広島 ●
＜15回戦・東京ドーム＞

　巨人・戸郷翔征が8日の広島戦。9回を一人で投げ抜き、今季2度目の完封勝利で8勝目を手にした。

　戸郷は立ち上がりからテンポの良い投球でスコアボードに0を並べていく。0－0の5回には一死一塁から大瀬良大地のバントを素早く処理し二塁へ送球し、投併殺。

　8日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人－広島』で解説を務めた宮本和知氏は「戸郷はうまいんですよ。ピッチャーの中でも守備は結構バント処理の練習するんですね。ああいうところの素早さ、走らせても速いんですよ。投げる以外のことをしっかりできないとエースになれない。菅野智之くんも非常にうまいですし、その辺りセンスを感じるんですよね。戸郷くんはなんでもできる選手ですね」と絶賛した。

　戸郷は打っても1－0の7回無死満塁の第3打席、レフトへ適時打。8回、9回も危なげない投球で9回・118球、5被安打、5奪三振、無失点の完封劇だった。

　宮本氏は「序盤、中盤までは本当に大瀬良くん、戸郷くんの投げ合い、本当に見応えがありましたね。その中で戸郷くんが走者一掃のヒットを打ったと、あそこですよね。今日は戸郷が一人で大活躍した、ナイスステージでしたね」と話した。

（ニッポン放送ショウアップナイター）