「逆方向、もしくはピッチャーの足元を…」

　中日がDeNAに競り負け。ホームでのカード勝ち越しを狙ったが、1勝1敗1分の痛み分けとなった。

　中日は休養十分の松葉貴大を先発に立てたが、4回に先頭の牧秀悟にソロホームランを許すとそれだけでは止まらず、桑原将志のタイムリーに京田陽太の犠牲フライ、さらに蝦名達夫には押し出し四球を与え一挙4点を献上。打線もDeNA先発のアンドレ・ジャクソンを打ち倦ね、7回に石川昂弥の2ランで一矢報いたが、8回はウェンデルケン、9回は森原康平に抑えられ万事休す。最終スコア2−4で敗戦を喫した。

　しかし7回までは一方的な展開ながら、終盤追い上げた点に8日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「7回に2ランで4対2になって、8回も先頭が出て。そこから代打攻勢で 中田翔、そして1番の岡林、そして調子のいい福永と3者三振なんですよ。まあウェンデルケン良かったとはいえ、もうちょっとやっぱここら辺でね、ジリジリいければとは思ったんですが…」と8回の攻撃に注文。

　すると解説として出演した齊藤明雄氏は「みんな引っ張りにかかってる。だからウェンデルケンのようにストレート、チェンジアップを主にするピッチャーっていうのは、やはりこう逆方向、もしくはピッチャーの足元っていうので行かないといけないんです。映像見ても、みんな緩い球を引っ張ろうとして打たされている、空振りを取られてるっていう感じに見えましたよね」と指摘した。

　チャンスで3三振とランナーを進めることさえできなかった中日打線。立浪監督はこの課題をどう捉えているのだろうか。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』