「ヒットを打たれながらも要所を締めていく」
巨人が中日に逃げ切り勝ち。カード初戦を落としたがその後はしっかりと連勝し、貯金を再び10とした。
この日は先発の菅野智之のピッチングが勝利を呼び込んだ。初回をわずか12球で三者凡退に仕留めると、その後は8回までに3度もスコアリングポジションまでランナーを進めなさせがらも得点は許さない粘りのピッチングを披露した。
3点のリードを保ち、完封勝利を目指し9回のマウンドに登ったが、無死一塁から細川成也、石川昂弥、村松開人に3連打を浴びて遂に失点。2点差となったところで降板となったが、後を受けた大勢がしっかりと抑え、3-1で巨人が勝利を飾った。
リーグトップとなる11勝目を挙げた菅野のピッチングに対し、11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一氏は「ヒットを打たれながらも要所を締めていく」とベテランの投球術にアッパレ。さらに「その辺は小林(誠司)のアウトサイドとインサイドを非常に幅広く、そしてストライクゾーンを活かしながら、 ボールゾーンも活かしていく。そしてダブルプレーも取っていく。序盤から息が合ってましたよね」と女房役の存在も大きかったと分析。
また19セーブ目を挙げた大勢には「158キロの速いボールと、そしてボールゾーンへの カットボールね。やっぱりあの辺は(中日打線は)ついていけない面がありましたね」と解説した。
先発から抑えへの直接リレーで盤石の勝利を挙げた巨人。首位を狙うチームらしいゲーム展開だった。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』