左手首の骨折が判明
巨人が中日に逃げ切り勝ち。カード勝ち越しを果たし、貯金も再び10まで増やすことに成功した。先発の菅野智之がベテランらしい投球で中日打線を翻弄すると、打線も中日先発の大野雄大から3回には坂本勇人、5回には丸佳浩がタイムリーでコツコツと加点し試合を優位に進めた。9回にも長野久義の代打策がハマり3点差とすると、9回は菅野が1点を失うまで続投し、その後は抑えの大勢が抑え2点差で勝利した。
だが、巨人にとって痛すぎるアクシデントが起こった。5回一死から、中日の7番打者・木下拓哉の放ったライナー性の打球がセンターへ飛ぶと、エリエ・ヘルナンデスが前進しながらスライディングキャッチを敢行した。しかしグラブを着けた左手が人工芝に引っかかるような形となり、ヘルナンデスは手首を押さえながら倒れ込み悶絶。そのまま担架で運ばれ退場となった。
診断の結果左手首の骨折が判明したことに、11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた谷沢健一氏は「.294、そしてホームラン8本、30打点ですか」とここまでの好成績を復習しながら「こういう成績をやっぱり上げてるんで…」と巨人にとって痛すぎると分析。続けて「ちょっと他の選手でカバーする以外ないですね。時間がかかるでしょうからね」と長期離脱をも頭に入れつつ、チーム一丸で穴を埋める他ないとコメントした。
春先は苦しんでいた巨人だが、ヘルナンデスの合流とともにチーム成績も上昇していった。それだけに優良助っ人の離脱は、阿部監督にとっても大きな痛手となる。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』