「非常にタフなりましたね」
広島がDeNAに大勝。カード初戦をモノにし、首位の座をガッチリとキープした。この日は先発の玉村昇悟の快投が光った。立ち上がりこそ梶原昂希の二塁打からタイラー・オースティンのタイムリーで1点を献上したが、3回に自らのタイムリーも含む6点のビッグイニングで一気に逆転。その後も小刻みな援護をもらった玉村は、9回129球3失点で完投勝利を飾り「しっかり援護してもらったんで、だいぶ楽に投げれました」とお立ち台で笑顔を弾ませた。
2試合連続完投で3勝目を挙げた玉村に対して、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた真中満氏は「前回も完投勝ちで、この夏場に中継ぎ陣も助かりますよね」と完投したことを称えると、解説として出演した笘篠賢治氏も「この9連戦の中で中継ぎを休ませることはでかいですよね。連勝すると(中継ぎに)しわ寄せが来るってあるじゃないですか。でもそのしわ寄せがないですから」と同意した。
また投球内容には「非常にタフなりましたね。ゲームで1発打たれたりもしますけれども、そこから崩れなくなりましたね。また沈着冷静な自分を取り戻して、高め低めとうまく散らしながら緩急と両サイドをうまく交えながらね」と技術面と精神面の両面とも素晴らしいと称えた。
高卒5年目左腕の独り立ち。首位のカープにとって、これから先も大きな力となりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』