○　タイガース　15－1　マリナーズ　●
＜現地時間8月13日　コメリカ・パーク＞

　デトロイト・タイガースが西地区首位マリナーズとのカード初戦に大勝。先発したタリク・スカバル投手（27）がMLB全体トップの14勝目を挙げた。

　タイガースは先発全員安打の20安打、15得点と打線爆発。初回に幸先良く先制すると、3回裏にケリー・カーペンターの9号ソロなど4点を追加。続く4回裏にはカーペンターが2打席連発の10号2ラン、ジェーク・ロジャーズが9号グランドスラムを放って一挙6得点。6回裏にも2本塁打が飛び出すなど4点を加え、試合を決定付けた。

　大量援護を貰った先発スカバルは6回3安打、1四球、9奪三振、1失点の快投。今季24試合目を終えて14勝4敗、全体トップの防御率2.53、アメリカン・リーグ最多の180奪三振を記録している。

　スカバルは2018年のドラフトで全体255位指名を受けてタイガースに入団。2020年にMLBデビューを果たし、昨季後半戦だけで7勝を挙げてブレーク。そして5年目の今季、生え抜き左腕が大きな飛躍を見せ、サイ・ヤング賞レースの有力候補として名乗りを上げている。