「軽症であってほしいですよね」

　ロッテが日本ハムに大敗。2位と3位攻防の3連戦に負け越した。この日は立て続けに起きたアクシデントが勝負の分かれ目となった。

　ロッテは先発に“令和の怪物"佐々木朗希を立て、初回を3者凡退の抑える上々の立ち上がりを見せたが、2回一死から淺間大基の打球が左アキレス腱付近に直撃のアクシデントに見舞われる。治療のためにベンチ裏に下がり、一度はマウンドに戻り投球練習も行ったが、吉井監督は交代を決断し、球数わずか16球、自己最短の1回1/3での降板となった。

　その後を引き取った坂本光士郎は、この回は無失点で切り抜けたが、続く3回に2本のホームランを含む6安打を許し、計6失点と散々。打線も苦手の加藤貴之に手玉に取られ、1－6の大敗を喫した。


　アクシデントで降板となった佐々木朗希に対し、15日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた野村弘樹氏は「怪我でも本人はいけるっていうことだったらしいですけど、無理させなかったっていうことなんでしょう。アキレス腱だということですからね」とロッテ首脳陣の判断に同意。

　解説者の平松政次氏は「くるぶしのところ辺りでしたけど、骨には異常ないでしょう。 今日ぐらいでしたらベンチにもう戻ってましたんで、5日ぐらい休めば投げられるんじゃないでしょうか」と大事には至らないのではと推測した。

　また初回の攻撃で三盗を試みた際、三塁ベースに滑り込み清宮幸太郎と交錯し足を負傷。直後の守備から交代した髙部瑛斗に関して、解説者として出演した坂口智隆氏は「この選手を軸にして、ロッテ打線が活発に動いてた感じがするだけに、軽症であってほしいですよね」と7月の月間MVPを獲得したほど好調だっただけに、思わぬ怪我に心配顔。野村氏も「またこれから大事な時期なんでね。佐々木もそうですけど、早くね、復帰してほしいですね」と願っていた。

　Wのアクシデントで2位争いに敗れたロッテ。今はただ、2人の無事を祈るばかりだ。


☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』