◆ 「ようやく勝ちましたね」
広島が阪神に競り勝ち。昨日の雪辱を果たし、阪神とのゲーム差を5まで広げた。
広島打線は3回、阪神先発の門別啓人から末包昇大が先制の2点タイムリー二塁打を放ちで先制。しかしその後は得点を奪えなかったが、広島先発の大瀬良大地も5回まで無失点と試合を優位に進める。しかし6回に連続四球で2死一・二塁のピンチを迎えると、大瀬良はここで降板。代わった森浦大輔は森下翔太にタイムリーを許すも、最少失点で踏ん張ると、7回は島内颯太郎、8回はハーン、9回は栗林良吏の3人が仕事を果たし、2-1の1点差ゲームをモノにした。
約2ヶ月ぶりの勝利投手となった大瀬良に対し、24日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した館山昌平氏は「ようやく勝ちましたね」とし「防御率は1点台の半ばで、非常にいいピッチングをして、その間チームは勝ってましたけど、クオリティスタートを14回やってるんですよ。 3分の2ぐらい勝ってもいいかなと思えば、もう10勝しててもおかしくないような、そんなピッチャーですので。今日も崩れずに、しっかり勝ちまで持ってきましたよね」とようやく5勝目を挙げたことに納得の表情。
現役時代、大瀬良との通算打率は.250に終わっていたもう一人の解説者・鳥谷敬氏は「バッターとしては、両サイドを使われるっていうのが嫌なんですね。だからインコースにカット系のボールが来て、それを意識してると今度はアウトコースに沈む系のボールがある。そっちを意識してると、今度インコースにストレートが来るっていう、なんか非常に絞りづらい投手ではありましたね」と自身の経験を踏まえ、大瀬良の投球術にアッパレを送っていた。
鯉のローテーションを引っ張っている大瀬良。この日の1勝で、ここから連勝を飾っていくのかもしれない。
☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
