味方打線が強力援護、2回に一挙7得点!
カブスの今永昇太投手(30)が30日(日本時間31日)、敵地ナショナルズ・パークでのナショナルズ戦に先発登板。6回3失点と尻上がりの好投で今季11勝目の権利を持ってマウンドを降りた。
初回、安打と四球で二死一、二塁のピンチを招き、5番・テナに痛打。カウント2-2後の低めスプリットを弾き返された打球は、右中間を破る先制の2点適時二塁打となった。
それでも直後の2回表に味方打線が大爆発。7番・スワンソン、8番・アームストロングの連続適時打で3-2と逆転すると、その後も4番・ベリンジャーに14号2ランが飛び出すなど、打者一巡の猛攻で一挙7点のビッグイニングとした。
今永は3回、先頭の1番・クルーズにソロ被弾。初球の90.8マイル(約146キロ)直球を左翼フェンス裏のブルペンに運ばれた。それでも、続く4回は3者連続奪三振で無失点。4点リードの5回も3者凡退でゼロを刻み勝利投手の権利を得た。
6回も内野ゴロ2つで簡単に二死を奪い、3回途中から11打者連続アウトをマーク。最後は二死一塁で先制打を許したテナを中飛に退け、3イニング連続でゼロを並べた。
今季25試合目は6回96球、4安打3失点、8奪三振1四球の内容で降板。15度目のクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成し、防御率は3.14となった。
カブスは7-3と4点リードの7回から継投。また、「3番・指名打者」で先発出場中の鈴木誠也は、7回の第4打席まで4打数無安打2三振と沈黙している。