ロイヤルズがベテラン野手3人を緊急補強
現地時間8月31日、カンザスシティ・ロイヤルズがユリエスキ・グリエル内野手(40)、トミー・ファム外野手(36)、ロビー・グロスマン外野手(34)の3選手の獲得を発表した。
ロイヤルズは29日のアストロズ戦で今季19本塁打、チームトップ97打点のビニー・パスクァンティーノが右手親指を負傷。手術によりレギュラーシーズン中の復帰が絶望的であると報じられていた。チームは現在、アメリカン・リーグ中地区2位に位置し、地区首位まで2.5ゲーム差。ワイルドカード圏内に入っており、プレーオフ進出に向けてワールドシリーズ出場経験の豊富なベテラン3選手を補強した。
キューバ代表としてWBC3大会に出場したグリエルは、2014年途中からDeNAでプレー。その後亡命し、2016年にアストロズでMLBデビュー。2021年にはアメリカン・リーグの首位打者を獲得した。今季はブレーブス3Aで75試合に出場し、打率.292、12本塁打、OPS.863を記録していたが、未だメジャー昇格は無し。MLB通算100本塁打まで残り2本に迫っている。
今季11年目のファムはホワイトソックスで開幕を迎え、トレード期限直前にドジャースも絡んだ三角トレードで古巣カージナルスに6年ぶり復帰。今季は2チームで93試合に出場し、打率.254、7本塁打、OPS.699をマーク。30日にカージナルスからDFAを受け、ウェーバーにかけられていた。
今季12年目のグロスマンもホワイトソックスで開幕を迎え、5月に昨季所属のレンジャーズへ復帰。今季は70試合で打率.227、3本塁打、OPS.657を記録し、ファムと同じく30日からウェーバーにかけられていた。