「前回感覚が良かったので、その感覚をなくさないようにというか、本当にそこだけかなと思います」。
ロッテの西野勇士が18時からの楽天戦に先発する。
前回登板の8月24日のオリックス戦は、勝ち負けはつかなかったが、6回・100球、3安打、4奪三振、無失点の好投。0-0の初回二死一、三塁で杉本裕太郎の初球インコースシュートで三飛、0-0の3回無死走者なしで紅林弘太郎に2ボール2ストライクから147キロインコースシュート見逃し三振、0-0の3回一死一、二塁で太田椋の初球インコースシュートで一邪飛に打ち取るなど、右打者のインコースのシュートが冴え渡った。
西野はシュートについて「良かったです。投げきれている部分には良いのかなと。カウントもかなり稼げるし自分を助ける球になっているのかなと思います」と振り返った。
また、森友哉を2ボール2ストライクから5球目のインコース139キロフォークで空振り三振に仕留めるなど、フォークも良かった。「フォークも調子が良かったです。最近、フォークは調子が良いので、はい。それはいいのかなと思います」。
交流戦前の取材から何度もストレートを課題にしていると話していたが、現在は「ちょっと良くなってきましたね。前回は結構いいのかなと思いましたね」と好感触。
ストレートが良くなってきた理由について「真っ直ぐでバッターが刺さっているというところですかね。とにかくバッターの対応、反応を見て良くなってきているのかなと。自分の投げている感覚もいいですけど、それよりも相手があることなのでバッターの反応が良くなってきている。真っ直ぐが良くなってきているのかなと思います」と明かした。
8月は3試合ともオリックス戦での登板だったが、1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と対戦を重ねる中でストレートが差し込めていると感じたのだろうかーー。
「そうですね、その間にたまたま良くなっただけかもしれないですけど、3試合目は真っ直ぐが良かったのかなと思います」。
走者を出しながらも、コントロールに不安がなく、四球で崩れることが少ない。「(前回のオリックス戦は)四球でピンチを作っていますけどね(苦笑い)。でもすごくそこは大事だなと思っているので、はい」。
西野は走者を背負った時に「一気に(ランナーを)返さない。繋げられても1つずつ(ランナーを)動かすくらいのイメージで。とにかく目の前の打者をどう抑えていくかだと思いますね」ということを考え投げている。
場面にもよるがシュートでゴロを打たせたり、三振を取らなければいけない場面ではフォークで三振を奪うことができる。女房役・田村龍弘のサインが出たらこういう意図だなと汲み取りながら投げているのだろうかーー。
「それもありますけど、これだけ野球を見ているのでわかっているし、流れの中でここで三振が欲しい、ゲッツーが欲しいとか、ある程度そういうのは把握していますし、それをタム(田村龍弘)が出してくれる。そこはただ相手のキャッチャーの意図だけを見て投げているわけではないかなと思いますけど、はい」。
クライマックスシリーズ出場へ負けられない戦いが続く。西野自身も初の二桁勝利達成にも期待がかかる。「勝ち負けは打つ、打たない、自分が抑える、抑えないというのもあるし、なかなかそんな簡単にできるものじゃない。とにかくチームが勝つ。僕自身も勝ちたいですけど、チームが勝つというところに貢献できるようにして、シーズンの流れ的には必ずCSに行かないといけないと思う。そこに向かって貢献できたらいいなと思います」。
取材・文=岩下雄太
ロッテの西野勇士が18時からの楽天戦に先発する。
前回登板の8月24日のオリックス戦は、勝ち負けはつかなかったが、6回・100球、3安打、4奪三振、無失点の好投。0-0の初回二死一、三塁で杉本裕太郎の初球インコースシュートで三飛、0-0の3回無死走者なしで紅林弘太郎に2ボール2ストライクから147キロインコースシュート見逃し三振、0-0の3回一死一、二塁で太田椋の初球インコースシュートで一邪飛に打ち取るなど、右打者のインコースのシュートが冴え渡った。
西野はシュートについて「良かったです。投げきれている部分には良いのかなと。カウントもかなり稼げるし自分を助ける球になっているのかなと思います」と振り返った。
また、森友哉を2ボール2ストライクから5球目のインコース139キロフォークで空振り三振に仕留めるなど、フォークも良かった。「フォークも調子が良かったです。最近、フォークは調子が良いので、はい。それはいいのかなと思います」。
交流戦前の取材から何度もストレートを課題にしていると話していたが、現在は「ちょっと良くなってきましたね。前回は結構いいのかなと思いましたね」と好感触。
ストレートが良くなってきた理由について「真っ直ぐでバッターが刺さっているというところですかね。とにかくバッターの対応、反応を見て良くなってきているのかなと。自分の投げている感覚もいいですけど、それよりも相手があることなのでバッターの反応が良くなってきている。真っ直ぐが良くなってきているのかなと思います」と明かした。
8月は3試合ともオリックス戦での登板だったが、1試合目より2試合目、2試合目より3試合目と対戦を重ねる中でストレートが差し込めていると感じたのだろうかーー。
「そうですね、その間にたまたま良くなっただけかもしれないですけど、3試合目は真っ直ぐが良かったのかなと思います」。
粘りの投球
走者を出しながらも、コントロールに不安がなく、四球で崩れることが少ない。「(前回のオリックス戦は)四球でピンチを作っていますけどね(苦笑い)。でもすごくそこは大事だなと思っているので、はい」。
西野は走者を背負った時に「一気に(ランナーを)返さない。繋げられても1つずつ(ランナーを)動かすくらいのイメージで。とにかく目の前の打者をどう抑えていくかだと思いますね」ということを考え投げている。
場面にもよるがシュートでゴロを打たせたり、三振を取らなければいけない場面ではフォークで三振を奪うことができる。女房役・田村龍弘のサインが出たらこういう意図だなと汲み取りながら投げているのだろうかーー。
「それもありますけど、これだけ野球を見ているのでわかっているし、流れの中でここで三振が欲しい、ゲッツーが欲しいとか、ある程度そういうのは把握していますし、それをタム(田村龍弘)が出してくれる。そこはただ相手のキャッチャーの意図だけを見て投げているわけではないかなと思いますけど、はい」。
クライマックスシリーズ出場へ負けられない戦いが続く。西野自身も初の二桁勝利達成にも期待がかかる。「勝ち負けは打つ、打たない、自分が抑える、抑えないというのもあるし、なかなかそんな簡単にできるものじゃない。とにかくチームが勝つ。僕自身も勝ちたいですけど、チームが勝つというところに貢献できるようにして、シーズンの流れ的には必ずCSに行かないといけないと思う。そこに向かって貢献できたらいいなと思います」。
取材・文=岩下雄太