打線の援護により13勝目の権利を獲得
シカゴ・カブスの今永昇太投手(30)が現地時間10日のドジャース戦に先発登板。日米通じて初となった山本由伸との投げ合いを7回3失点という投球で終えた。
今永は初回、先頭打者の大谷翔平を1球で遊飛に打ち取ると、2番ベッツ、3番フリーマンを外野フライに抑えてわずか4球で三者凡退とした。続く2回表に打線が1点を先制するも、2回裏の先頭打者エドマンに1号同点ソロを被弾。後続を内野ゴロ2つと空振り三振に打ち取ってイニングを終えた。
3回裏、単打2本で無死一、二塁のピンチを招き、大谷と2度目の対戦。カウント2-1から真ん中付近に甘く入ったスイーパーを捉えられるも、一塁手正面へのゴロとなって併殺打。続くベッツを三ゴロに打ち取り、無失点で切り抜けた。
しかし4回裏、一死からエドマンにこの試合2発目となる2号ソロを被弾。続く5回裏には、7番マンシーに13号ソロを浴びて追加点を許した。二死走者無しで迎えた大谷との対戦では、右中間最深部へ大飛球を打たれるも、フェンス際への右飛。4月7日の前回対戦と合わせて、大谷との日本人対決を5打席ノーヒットで制した。
その後、6回裏を三者凡退。7回裏は安打で先頭出塁を許すも、一塁走者を今季4度目の牽制アウト。再び安打で二死一塁と走者を背負ったが、最後は8番キケ・ヘルナンデスの放った右中間フェンス際への飛球を中堅手ピート・クロー・アームストロングが好捕し、無失点に抑えた。
カブスは2点を追う8回表、四球と失策で無死一、二塁の好機を作り、鈴木誠也が中前適時打を放つと、相手の悪送球が絡んで同点の走者が生還。さらに、一死一、二塁から二塁手の失策により鈴木が逆転のホームイン。ニコ・ホーナーの適時打など追加点を挙げ、3点をリードした。
8回裏から2番手ネート・ピアソンが登板し、今永は勝利投手の権利を持って降板。7回89球を投げて7安打、無四球、4奪三振、3失点という投球。防御率は「3.03」となった。