「間違いなく引っ張ってきてくれてますから」
DeNAが巨人と引き分け。3位広島が敗れたため、4位のDeNAがゲーム差を0.5に縮めた。
DeNA先発のアンドレ・ジャクソンは初回、先頭の丸佳浩にホームランを許しいきなり失点。打線も巨人先発のフォスター・グリフィンの前に5回までヒット2本で無失点に抑え込まれる嫌な流れとなった。しかし6回、牧秀悟に値千金のソロが飛び出し同点とすると、8回にはアルベルト・バルドナードを攻め、二死満塁から宮﨑敏郎が押し出し四球もぎ取りついに勝ち越した。だがその裏、JBウェンデルケンの制球が定まらず一死二・三塁のピンチを迎えると、岸田行倫の内野ゴロの間に1点を挙げられ、再び試合を振り出しに戻された。その後は両軍無得点に終わり、2-2で勝負は付かなかった。
つながりを欠いた打線の中でも、特にノーヒットに終わったタイラー・オースティンに対し、18日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した平松政次氏は「チャンスもあったんだけど、今日はやっぱりオースティンがブレーキになりましたね」とバッサリ。続けて「オースティンはこのところ打ってるんですけども、今日の試合に関しては牧が打って同点になった。そしてランナーが出た。そこで甘いボールだったんだけども、サードゴロでゲッツー。これで普通はヒットで打って点を取ってくるんですけどね。そういう意味でも少し今日は“待った”ということですかね」とこの日に限定としながらも苦言を呈した。
解説として出演した坂口智隆氏は、これまでのオースティンの働きに「間違いなく引っ張ってきてくれてますから」と功績を称えながら「こういう時も絶対あるんで、いかに周りがカバーしてあげれるかですよね。やっぱり彼だけが目立ってしまってもダメだと思うので」と他の選手の奮起に期待した。
最後にMCを務めた真中満氏が「巨人があと4試合、そしてタイガースがあと5試合DeNAは残している。オースティンの調子がもちろんDeNAには影響はあるんだけど、そこにも左右してくるのかなって感じがしますね」と今後のセ・リーグの行方のカギを握る存在になるのではと推測して、結びとした。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』