広島が阪神に粘り勝ち。CSを争う3位・DeNAとのゲーム差を1に縮めた。

　広島は初回、坂倉将吾のタイムリーで2点を先制するも、7回には佐藤輝明のソロ、8回には森下翔太のタイムリーで試合を振り出しに戻される。その後延長までもつれ、阪神6番手の村上頌樹からあと2アウトで引き分けの場面から、エラーで出塁した野間峻祥を末包昇大がライト頭超えの二塁打で生還させ、劇的なサヨナラ勝利となった。

　ヒーローインタビューで「初めてサヨナラ打ったんですけど、こんなに気持ちいいもんだなって思いましたね」と声を弾ませた末包昇大に対して、27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した齊藤明雄氏は「1番難しいチャンスで、カットボール、もしくはスライダーでね。あれがもう少しベルトの低めだったら結果がわからないんですけど、そのボールをしっかり待てて、逆方向に打てたのは成長があるんじゃないかなっていう感じはしますけどね」と勝利を決めた一打を評価。

　もう一人の解説者の大矢明彦氏も「もう最高の結果に繋がりましたね。こういう良い結果を明日に繋げていかなきゃいけない。このところのカープは、1試合良い試合があっても、次の日はまた良くないってことでね。みんなで乗っていく必要があると思いますよね」とこの勢いを続けることが重要と説いた。

　阪神との死闘を制した広島。このまま勢いを取り戻せるのかに注目したい。

☆協力：フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』