日本人投手対決はお預けに
現地時間3日、ロサンゼルス・ドジャースはサンディエゴ・パドレスとのディビジョンシリーズ第1戦に山本由伸投手(26)、第2戦にジャック・フラーティ投手(28)が先発登板することを発表した。
韓国での開幕2戦目でMLBデビューを果たした山本は通算18試合に先発して7勝2敗、防御率3.00、90イニングで105奪三振という成績。6月中旬から右肩痛で負傷者リストに入り、9月に復帰してから4度登板。レギュラーシーズン最終登板、28日のロッキーズ戦では5回2失点の投球で119日ぶりの白星を掴んだ。
対するパドレスは第1戦に今季チームトップ14勝の右腕ディラン・シース、第2戦にはダルビッシュ有が先発予定。今季MLB13年目のダルビッシュは5月19日のブレーブス戦で日米通算200勝を達成。5月末に一時離脱し、9月に復帰してからは5登板で無傷の3連勝。27日のダイヤモンドバックス戦では黒田博樹氏に並んで歴代最多となる日米通算203勝目をマーク。今季通算16先発で7勝3敗、防御率3.31という成績だった。
ナショナル・リーグ最高勝率のドジャースは開幕から地区首位を守り、今季159戦目でパドレスを下して地区4連覇を達成。一方のパドレスは6月18日時点で最大10ゲーム差をつけられながらも、後半戦で快進撃を見せて2年ぶりのポストシーズン進出。ワイルドカードシリーズでブレーブスに2連勝を収め、ドジャースとの対決に駒を進めた。
今季の両チームの対戦成績はパドレスが8勝5敗と勝ち越し。ポストシーズンでの対戦は2022年のディビジョンシリーズ以来となり、当時はドジャースが初戦を制すも、パドレスが3連勝を収めてシリーズ突破。ダルビッシュ有は第2戦に先発し、勝利投手となった。
西地区のライバル同士によるディビジョンシリーズは日本時間6日、ドジャー・スタジアムで開幕。ダルビッシュ有にとって通算6度目、大谷翔平、山本由伸、松井裕樹は初のポストシーズンを迎える。