ダルビッシュ有とポストシーズン史上初の日本人対決
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が現地時間11日、パドレスとの地区シリーズ第5戦に先発登板。5回無失点の好投で先制リードを守り抜き、勝利投手の権利を持って降板した。
シリーズ第1戦から中5日での登板となった山本は初回、1番アラエスを当たり損ないの一ゴロに打ち取り、2番タティスJr.はスライダーで空振り三振。3番プロファーを二ゴロとし、10球で三者凡退の好スタートを切った。
2回表は先頭のマチャドに甘く入った初球フォーシームを弾き返されるも、右翼フェンスギリギリの右飛。二死から6番ボガーツに四球を与えたが、7番ペラルタを二ゴロに打ち取り、この回も無失点とした。
ドジャースは2回裏にキケ・ヘルナンデスのソロ本塁打で先制。1点援護を貰った山本は3回表、9番ヒガシオカ、1番アラエスに連打を浴びて一死一、二塁のピンチを背負った。ここで今季ポストシーズン4本塁打を放っている2番タティスJr.を迎えたが、低めのスライダーで三ゴロを打たせて併殺打。無失点で切り抜けた。
続く4回表は3番プロファーからの好打順を10球で三者凡退。5回表には、先頭のボガーツを球速97.6マイル(約157.1キロ)のフォーシームで見逃し三振。6番ペラルタを二飛、7番クロネンワースを一ゴロに打ち取って再び三者凡退。1点リードの6回表から2番手エバン・フィリップスにバトンを繋いだ。
この試合の山本は5回63球を投げて2安打、1四球、2奪三振、無失点と好投。第1戦で3回5失点と打ち込まれたパドレス相手にリベンジを果たした。