「各バッターが追い込まれてから違うボールを意識させられてたんだろうなと」
DeNAが巨人に完封勝ち。アドバンテージ含む対戦成績を1勝1敗のタイとした。
DeNA先発のアンソニー・ケイは、初回のピンチを凌ぎ立ち上がると、4回まで巨人打線にヒットを許さぬ好投を披露。5回一死から門脇誠に初安打を打たれるが、落ち着いて後続を断ち切り無失点を継続した。結局6回まで4四球を与えながらも、巨人打線をわずか1安打に抑え込んでみせた。DeNA打線は巨人先発の戸郷翔征から4回に佐野恵太のソロで1点を先制し、7回には代打の筒香嘉智のレフト前タイムリーでリードを2点に広げると、4人のリリーフ陣も無失点リレーで快勝した。
CS初戦の先発を任され、見事に仕事を果たしたアンソニー・ケイについて、16日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説として出演した仁志敏久氏は「結果1安打しかされてないんですよね。初回こそフォアボール2つ出してピンチ招いたんですが、見逃し三振が結構あるんですよ。だから各バッターが追い込まれてから違うボールを意識させられてたんだろうなというような感じなんです。見た目ボール自体はそんなに難しいボールじゃないので、バッテリーがうまく攻めていたということの結果だと思います」と巨人打線の裏をかいた戸柱恭孝との共同作業が功を奏したと分析。
もう一人の解説者の館山昌平氏も「フォアボールありきの投手ではあるものの、今までシーズン中に組んだのは山本(祐大)捕手であたりだと思うんですけど、ここに来て戸柱捕手と組むことになるじゃないですか。それによって、もしかするといつもと違う配球に巨人打線が感じたので、見逃しが多かったのかなっていう部分はあると思うんですよね」とシーズンと変わった配球が吉と出たと推測した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』