8奪三振の快投でリード守って降板
ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸投手(26)が現地時間17日、メッツとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に先発登板。5回途中2失点の投球でリードを守って降板した。
山本は地区シリーズ最終戦での好投から中5日で優勝決定シリーズ初登板。大谷翔平の先頭打者アーチにより1点リードを持ってマウンドに上がったが、一死から2番ビエントスに甘く入ったフォーシームを痛打され、同点ソロ本塁打を被弾。いきなり1点を失ったが、3番アロンソ、4番ニモを連続三振に仕留めて初回を終えた。
2回裏には先頭の5番マルテ、6番マルティネスを空振り三振とし、初回から4者連続三振。安打を許した後、8番ベイダーを空振り三振に仕留め、2回裏までアウト6つのうち5つを空振り三振で記録。続く3回表、ドジャースはトミー・エドマンとキケ・ヘルナンデスの連続適時打で2点を勝ち越した。
再び援護を貰った山本は3回裏、先頭から連打で無死一、二塁のピンチを迎えた。本塁打の2番ビエントスから空振り三振を奪ったが、3番アロンソに四球を与えて一死満塁。4番ニモを二ゴロ併殺打に仕留めるも、メッツ側のチャレンジで一塁アウトの判定が覆り、併殺崩れとなって2失点目。さらに二死一、三塁とピンチが続いたが、ここは5番マルテを遊ゴロに打ち取り、最少失点でリードを守った。
直後の4回表、ムーキー・ベッツの2点適時二塁打で3点リードに拡大。得点直後の失点が続いた山本だったが、4回裏はわずか10球で三者凡退。続く5回裏、先頭のアルバレスに死球を与え、1番リンドアを空振り三振に仕留めたところでブルペン陣にバトンパス。2番手右腕エバン・フィリップスが後続を打ち取り、3点リードで5回裏を終えた。
この試合の山本は4回1/3、73球を投げて4安打、2四死球、8奪三振、2失点という投球。今季ポストシーズン3度目の登板を終え、防御率5.11となっている。