和田「一番はバッティングを磨いていくこと」
ロッテの秋季練習が18日、ZOZOマリンスタジアムでスタートした。ウォーミングアップが終わった後、投手、野手共にラン系のメニューを行い、その後投手陣はグラウンドでキャッチボール、野手陣は打撃練習、守備練習などで汗を流した。野手陣は打撃練習が終わった後、激しい雨が降る中、グラウンドで三塁方向からライトスタンド側に向かってロングティー。来季に向けてバットを振りまくった。
和田康士朗は「バッティング回りの前に福浦さんが話された通りなんですけど、逆方向の意識をすごく持ってやっていきたいと思います」とこの秋季練習でも“逆方向”を意識していく。
「当てる逆方向ではなく、どういうポイントで打ったら強い打球が逆方向に行くのかというのを探しながら。そういう時間を過ごせたらなと思います」。
和田といえば、これまでも“逆方向にライナーを打つことを意識”して打撃練習を行ってきたが、同じイメージで良いのだろうかーー。
「そうですね。それプラス、インコースに厳しい球が来ても引っ張るのではなく、内側を叩いて逆方向を意識していますね」。
和田は今季も代走・守備固めを中心に88試合に出場。打率は昨季の.265から.150に下がった。来季に向けて「一番はバッティングを磨いていくこと。しっかりバッティングの時間を増やしたいと思います」と、この秋、そしてシーズンオフは打撃力を磨いていくことを誓った。
侍ジャパン組も秋季練習に参加
「ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12」に選出された佐藤都志也、鈴木昭汰、横山陸人も秋季練習に参加。
佐藤は代表に合流するまでに「急には技術は変わらないと思うので、やるべきことをやっていけたらなと思います」と話せば、横山は「まだ試合があるのでしっかりピッチング、実戦の感覚が抜けないようにしっかり準備していければいいのかなと思います」と語った。
横山は今季43試合に登板して3勝1敗18ホールド、防御率1.71の成績を残し、2位・日本ハムとの『2024 パーソル クライマックスシリーズパ』ファーストステージでも2試合に登板した。
CSでも緊張感のある場面で投げた。「同じような緊張感があると思いますし、それ以上の緊張感が出てくると思います。そういうのを気にすることなく、自分の投球ができれば大丈夫かなと思うので、しっかりやっていければいいかなと思います」。CSでの経験を侍ジャパンでも活かしていくつもりだ。
取材・文=岩下雄太