目立つ見逃し三振に「ちょっと多すぎないか」歴然となったDeNAとの差とは?
巨人は18日、DeNAとのファイナルステージ第3戦を1-2と僅差で敗北。打線は2回に岡本和真のソロ本塁打で先制するも、3回以降はDeNA投手陣に抑え込まれ3敗目を喫し、日本シリーズ進出へ崖っぷちまで追い込まれた。
覇気に欠ける巨人打線に対し、18日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』に出演した谷繫元信氏は「僕が一番気になったのは、この3連戦で見逃し三振がものすごく多いところ」と指摘。この日も10三振中6個が見逃し三振だったことを挙げ「ちょっと多すぎないか」と苦言を呈した。
笘篠賢治氏が「レギュラーシーズンで首位に立ち、ファイナルステージも1勝のアドバンテージからスタートしたから1位を守るというのではなく、あくまでも巨人も今年一年チャレンジャー精神でやってきたではないか。結果を恐れず思い切っていってほしいが、何かが固まっているような感じがする」とチームの状態を分析すると、齊藤明雄氏も「打てなかったらどうしようと、結果ばかりを求めている。良いボールを待ちすぎて見逃しているのかな。今までの戦いの中で配球も頭に入ってくると思うが、過去の配球は捨てて、投げてくるボールを集中して打つべき」と提言した。
続けて谷繫氏は「あとは丁寧に打とうとしすぎている。巨人はファイナルステージへの調整に失敗した」と断言し「逆にDeNAの攻めは、シーズン中のデータをものすごく洗い出してしっかりやっていると思う。打者はある程度頭に入れて打席に向かうが、それとは違うものを攻められるので、そこに追いつけない」と両チームの差に言及した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』