藤原「今シーズン取り組んできたので継続してやっていきたい」
ロッテの秋季練習が23日、ZOZOマリンスタジアムで行われた。
この秋季練習ではチームとして、インコースのボールでも逆方向に打つ意識を持って取り組んでいる。藤原恭大は「やっぱり打ち出したら攻められるところだと思うので、そこを無理やり引っ張ったり、意識しすぎると絶対に崩れてしまう」と自己分析。
「インコースをバットの内から逆方向に打つくらいの意識で引っ張る時もあれば、基本的には逆方向になるとは思うんですけど、そういう形でしっかり打つことができれば結果も出ますし、なかなかフォームは崩れないと思います」と解説してくれた。
インコースの対応力がさらに上がれば、打率、本塁打、打点が上がるイメージを持っているのだろうかーー。
「そうですね、今シーズン取り組んできたので継続してやっていきたいと思います」。
守備に関しては「今年はUZRも良かったですし、去年に比べて大幅に良くなっているので、特に変えることというよりは細かいことであったり、もう1つ球際を見直していければいいかなと思います」と話した。
佐藤「基本的には形を変えずに」
佐藤都志也は、石垣島春季キャンプから今季限りで退任した村田修一前打撃コーチから“前に突っ込まない意識づけ”、“イメージの仕方”を教わり、1年間継続し、今季は5年目で初の規定打席に到達し、打率はリーグ4位の.278をマークした。
佐藤は「いい結果残して違うことやって戻るのは嫌なので、基本的には形を変えずにやっていこうと思います」と、今季の形を継続していく考え。それにプラスして新たに何か取り組むことはあるのだろうかーー。
「打席の中での読み、配球を読んだり、特徴を読んだりくらいじゃないですかね。根本的な打撃のイメージは変えていないです。そこは狙い球を絞ったりっていうところじゃないですかね」。
佐藤は11月に開催される『ラグザス presents 第3回WBSCプレミア12』の日本代表に選出された。この秋季練習では「実戦をやっていないのでわからないですけど、あとは感覚です。自分の中での見方、見え方、タイミングの取り方、そこの確認ですかね」と明かした。
プレミア12の戦いが残っているが、来年に向けては「今まで5年間やってきましたけど、今年が一番悔しいシーズンだった。一番自分が試合に出たシーズンというのもあって、より一層優勝、ビールかけしているのを見ると、優勝したいし、みんなで喜びを分かち合いたいというのがあった。来年こそという気持ちを持ってやっています」と、リーグ優勝してビールかけをするつもりだ。
取材・文=岩下雄太