打撃練習を見守るロッテ・福浦和也コーチ[撮影=岩下雄太]

 10月18日からZOZOマリンスタジアムで始まったロッテの秋季練習での打撃練習を見ると、多くの打者がセンターから逆方向に打っている。

 和田康士朗は「逆方向をすごく意識持ってやっていきたいと思います。当てる逆方向ではなく、どういうポイントで打ったら強い打球が逆方向に行くのかというのを探しながら。そういう時間を過ごせたらなと思います」と話せば、上田希由翔も「チームとして取り組んでいるインコースの反対方向というのをやっていますけど、継続して意識しつつ、引っ張れるのはいつでも引っ張れると思うので、そこをもうちょっと極めてやっていきたい」と明かした。

 愛斗も「プレースタイル的にそういうこともできるので、バントとかエンドランもありましたけど、右打ちもできるし、右に長打を打つこともできる。全部できるのが僕の強み、得意なことなので、それを試合でできるように今やっている感じです」とセンターから逆方向に打つ。

 福浦和也ヘッドコーチ兼打撃コーチに聞くと、「(佐藤)都志也はジャパンがあるので」としながらも、「あとのバッターは基本的に反対方向を意識させて、今のところは打たせていますね。インコースに来ようが、アウトコース高めに来ようが打てる球は全部反対方向を今は意識して打たせています」と全員が反対方向を打っているとのことだ。

 その狙いやメリットはどう言ったところにあるのだろうかーー。

 「基本的にバットが外回りしないことが1つ。内側から入っていくイメージですね。インコースの真っ直ぐに遅れないタイミングでインコースの真っ直ぐを反対方向に打つタイミング、より早く捉えないと打てないので、インコースの真っ直ぐを強くというのは。バットの内側に出ないと打てない」(福浦コーチ)。

 それは福浦コーチが取材や選手たちによく伝えている“下半身を使って打つ”ことに繋がってくるのだろうかーー。

 「つながっていますね。回転しなきゃいけないので。胸を早く見せたらバットが外回りしてくるのでね」。

 福浦コーチがコーチ就任してから、“下半身を使って打つこと”を選手たちにずっと伝えてきている。その技術を手にするのは難しいことなのだろうかーー。

 「そう簡単にはね、できる時もあれば、できない時もある。だから3割バッターはすごい。7回失敗しても3割打てばスーパースターですからね。今は3割を打つ人がなかなかいないので、そのためにもなんとか打てるように練習から意識してやっていきたいなと思いますけどね」。

◆ 長距離砲たちも作戦練習に参加

 この秋季練習では、バスターやバントも行っている。福浦コーチは「作戦面は金子コーチと共にいろんなバスター、バント、セーフティスクイズ。打って、打ってで点を取るのが一番楽なんですけど、クライマックスもそうでしたが、1点を少しでも取れるような作戦もしていかないといけないですしね」とその狙いについて説明した。

 安田尚憲、山口航輝といった長打が期待される選手たちもこの練習に参加していた。長打よりも、小技を求めることもあるのだろうかーー。

 「基本的にはそういうのも必要ですし、結局バッティングにもバスターがつながってくる部分がある。バントもポイントという部分でバッティングに繋がってくることがあると僕は思っているので」。

 確かに、打てる選手がたまにバントをしても上手な選手が多い。

 「ポイントがわかっている。そういうところもあるし、(バントが)できる、できないじゃなくて、形、ポイント、イメージ、そういうのをやりながら覚えていかないといけないのかなと思いますね」。

◆ 「いろんなことを試してもらうのが秋」

 昨年の秋季練習では「自分たちで考えてやっている」と福浦コーチが話していたが、ここまでの話を聞いていると、今年の秋は選手たちが主体的に練習しているというよりは、ある程度コーチ陣から選手たちに指示を出して練習しているように見える。

 福浦コーチは「基本的には自分で考えさせて、自分でいろんなことを試してもらうというのが秋。自主トレに向けて繋げていきたいと思っている」とし、「今は意識的にバットの内側から出す。バットが外回りして胸を早く見せてはいけないんだよという意識づけのために、反対方向に打たせている。春のキャンプでもやりたいと思っています」と教えてくれた。

 藤原恭大は「やっぱり打ち出したら攻められるところだと思うので、そこを無理やり引っ張ったり、意識しすぎると絶対に崩れてしまう。インコースをバットのうちから逆方向に打つくらいの意識で引っ張る時もあれば、基本的には逆方向になるとは思うんですけど、そういう形でしっかり打つことができれば結果も出ますし、なかなかフォームは崩れないと思います。今シーズン取り組んできたので継続してやっていきたいと思います」と、チームとして逆方向に打つ方針を示されながらも、自分で考えて打撃練習に取り組む。

 10月28日にみやざきフェニックスリーグが終了するが、フェニックス組が合流した後も打撃練習は同じような形で行うのだろうかーー。

 福浦コーチは「そこは二軍打撃コーチ、二軍監督とも相談しますけど、どういう形でやってきているのかというのを話し合わないと。いきなり向こうでやってきたことと違うことをやってもね。そこら辺は話し合ってやっていかないといけないと思いますけどね」と現時点での考えを示した。

 バットを内側から出すことの意識づけを行うロッテの若手、中堅選手たち。秋季練習でその形を掴み、良い形でシーズンオフの自主トレに向かいたい。

取材・文=岩下雄太

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この記事を書いたのは

岩下雄太

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