サヨナラ満塁弾を放ったフレディ・フリーマン

○ ドジャース 6x-3 ヤンキース ●
<現地時間10月25日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースのフレディ・フリーマン内野手(35)が現地時間25日、ヤンキースとのワールドシリーズ第1戦に「3番・一塁手」でフル出場。ワールドシリーズ史上初となる逆転サヨナラ満塁弾を放ち、初戦勝利に導いた。

 フリーマンは9月26日のパドレス戦、地区優勝を決めた本拠地レギュラーシーズン最終戦で右足首を捻挫。それでも負傷者リストには入らず、ポストシーズンで強行出場を続けた。地区シリーズ、優勝決定シリーズで計3試合の欠場がありながら、ワールドシリーズ第1戦で復帰。第1打席では左翼線へ安打を放ち、左翼手バードゥーゴの処理がもたつく間に全力疾走で三塁を陥れた。

 そして1点を追う延長10回裏、前打者のムーキー・ベッツが申告敬遠を受け、二死満塁の好機で第5打席に入ると、6番手左腕コルテスの初球フォーシームを一振りで仕留め、値千金の一発を右翼スタンドへ。打った瞬間確信したフリーマンはバットを高く掲げ、本拠地ファンは大熱狂。ダイヤモンドをゆっくりと一周し、本塁で手荒い祝福を受けた。

 試合後、興奮冷めやらぬ様子で現地放送局のインタビューに答えたフリーマンは「夢が叶ったようだ。でもまだ1勝。あと3試合取る」とコメント。本塁打の場面については「内角の速球を狙っていた。タイミングよく弾き返すことが出来た」と振り返った。

 足首の状態を問われると「かなり良い。ここ6日間しっかり治療を受け、準備してきた。足首は問題無い」と明かした。ホームイン直後には客席の父親に駆け寄り、抱き合って喜びを爆発。「子供の頃、父が毎日バッティング練習をしてくれた。これは私ではなく、父のための瞬間だった」と語った。

 短縮シーズンの2020年にワールドシリーズを制したドジャースだが、フルシーズンでの世界一は1988年まで遡る。その年のワールドシリーズ第1戦では、ドジャースのカーク・ギブソンが足の負傷を押して代打出場し、3対4の9回裏、二死一塁から逆転サヨナラ2ランを放った。今季で120回目を迎えたワールドシリーズ史上、残り一死からの逆転サヨナラ本塁打はギブソンとフリーマンの2例のみとなっている。

 2018年以来、6年ぶりに本拠地開催となったワールドシリーズ第1戦を劇的勝利で飾り、ドジャースが1勝0敗とリード。日本時間27日の第2戦には山本由伸が先発登板する。

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ベースボールキング編集部

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