大谷翔平は3度目、鈴木誠也は初受賞なるか
現地時間4日、MLB機構がシルバースラッガー賞の最終候補者を発表。ナショナル・リーグの指名打者部門にロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)、外野手部門にシカゴ・カブスの鈴木誠也外野手(30)が選出された。受賞者は同12日(日本時間13日)に発表される。
ドジャース移籍1年目の大谷は159試合に出場し、打率.310、197安打、54本塁打、130打点、59盗塁、OPS1.036という成績。本塁打、打点の2部門で日本人選手最多を更新し、リーグ2冠を獲得した。さらに、MLB史上6人目の「40本塁打-40盗塁」のみならず、前人未到の「50本塁打-50盗塁」を達成。自身初のワールドシリーズ制覇を成し遂げた。
他の最終候補には、シーズン中に打撃タイトルを争ったマルセル・オズナ(ブレーブス)が選出された。大谷が受賞すれば、ア・リーグ指名打者部門で選出されたエンゼルス時代から2年連続3度目、ナ・リーグでは初受賞。2年連続受賞は日本人選手初、キャリア3度の受賞はイチロー氏に並んで日本人最多となる。
MLB3年目の鈴木は132試合に出場して打率.283、21本塁打、73打点、16盗塁、OPS.848をマーク。打率はリーグ9位、OPSは同8位でともにチームトップの好成績を残した。2年連続のファイナリスト入りを果たし、日本人選手としてイチロー氏、大谷に次ぐ3人目の初受賞へ期待がかかる。
鈴木の対抗馬には、ジャクソン・チョーリオ(ブリュワーズ)、テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)、ジュリクソン・プロファー(パドレス)、ジャクソン・メリル(パドレス)がノミネート。5名のうち3名が受賞者に選ばれる。
なお、世界一に輝いたドジャースは球団別で全体最多の5選手を輩出。前述の大谷、ヘルナンデスに加えて一塁手部門でフレディ・フリーマン、捕手部門でウィル・スミス、ユーティリティ部門でムーキー・ベッツがファイナリストに入った。