イチロー氏が米野球殿堂入り候補にノミネート
現地時間18日、米野球殿堂が2025年の殿堂入り候補者28名を発表。シアトル・マリナーズの球団会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏(51)が選出された。
2001年にマリナーズでMLBデビューを飾ったイチロー氏は、同年トップの打率.350、242安打、59盗塁をマークし、ア・リーグ史上最多116勝での地区優勝に貢献。史上2人目となる新人王とMVPの同時受賞を達成した。2004年にはシーズン262安打を放ち、ジョージ・シスラーの最多記録を84年ぶりに更新。2010年まで10年連続でゴールドグラブ賞、シーズン200安打、オールスターゲーム出場を成し遂げた。
その後ヤンキース、マーリンズを経て、2018年からマリナーズへ復帰し、2019年3月に日本で行われた開幕シリーズで現役引退を発表。19シーズン通算2653試合に出場して打率.311、3089安打、117本塁打、780打点、509盗塁を記録した。
米野球殿堂はMLBで10年以上プレーした選手が、引退から5年後に候補者入りの資格を得ることができる。殿堂入りには全米野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で75%以上の得票が必要となり、投票結果は日本時間の来年1月22日に発表される。
過去には野茂英雄氏、松井秀喜氏がノミネートされたが、殿堂入りはならず。日本人選手史上初の殿堂入り、2019年のマリアーノ・リベラ氏以来2人目となる満票選出に期待がかかる。