ホワイトソックスのエース左腕に複数球団が興味
シカゴ・ホワイトソックスのギャレット・クロシェ投手(25)について、複数球団がトレード獲得に興味を示しているようだ。現地時間27日、MLB公式サイトが報じた。
同26日に元サイ・ヤング賞左腕ブレーク・スネルの獲得が報じられたドジャースだが、『ニューヨーク・ポスト』紙のジョン・ヘイマン記者によると、クロシェ獲得にも関心を寄せているという。クロシェは今季途中にもトレードの可能性が報じられ、その際もドジャースが獲得候補として伝えられていた。
一方、MLB公式のジョン・モロシ記者はレッドソックス、マーク・フェインサンド記者はオリオールズ、とスネル獲得がかなわなかった両球団の名を挙げた。レッドソックスはフアン・ソト獲得に注力しながらも、エース級の先発投手の補強を画策。オリオールズは元サイ・ヤング賞右腕コービン・バーンズが今オフFAを迎えており、両球団はマックス・フリード、ネーサン・イオバルディらFA市場の先発投手にも関心を寄せている。
また、ドジャース同様にシーズン中からクロシェの動向を追っていたフィリーズも争奪戦に加わっている。『USAトゥデイ』のボブ・ナイチンゲール記者は同25日、フィリーズとホワイトソックスの間でトレード交渉が行われたことを報道。フィリーズはオールスターゲーム出場を果たした三塁手アレク・ボーム、プレミア12アメリカ代表の外野手ジャスティン・クロフォードを対価として提示したという。
クロシェは2020年のドラフトで球団1巡目指名を受けてホワイトソックスに入団し、同年にMLBデビュー。今季から先発に転向すると、32試合で6勝12敗、146回を投げて防御率3.58、アメリカン・リーグ4位の209奪三振をマーク。7月にはキャリア初のオールスターゲーム出場を果たした。