レッドソックス・吉田正尚(写真=GettyImages)

◆ データで振り返る!メジャー日本人選手の2024年

▼ 第3回・吉田正尚

 吉田正尚が侍ジャパンの4番打者としてWBC優勝に導いたのが2023年の春。その直後に迎えたメジャー1年目の昨季は、ア・リーグの打率部門で一時首位に躍り出るなど打棒を爆発させた。ところが、後半戦に入ってから一気に失速。メジャー2年目に向けてクリアすべき課題は少なくなかった。

 そして迎えたレッドソックスでの2年目はまずまずのスタートを切っていたが、4月下旬に左手親指の付け根を負傷。約1か月半に及ぶ戦線離脱を強いられた。

 6月中旬に実戦復帰を果たしたが、ケガの影響もあったか、6月末の時点で.246と打率は右肩下がり。2本塁打、13打点も指名打者(DH)に専念する身としては明らかに物足りない数字で、レギュラー剥奪は時間の問題とみられた。

 しかし、侍ジャパンの4番はただでは終わらなかった。7月に入ってから一気に調子を上げ、それまで1度しかなかった1試合3安打以上の猛打賞を7月だけで3度もマーク。月間打率.333で軌道に乗ると、8月も.326と6月の不調がウソのように左右へヒットを打ち分けた。

 ただ9月は打率.225と再び失速。シーズン最終盤にはスタメンからも外され、結局、2年目を打率.280、10本塁打、56打点でフィニッシュした。

 吉田の1年目と2年目の成績を比べると、出場試合数が140から108に減少しているものの、打率(.289→.280)、出塁率(.338→.349)、長打率(.445→.415)はほぼ横ばい。ただ、シーズン終了直後の10月上旬に右肩関節唇の修復手術を受けており、今季は右肩をかばいながらプレーしていた可能性が高い。

 さらに、今季は少ない試合数にもかかわらず、日本人打者として歴代最多となる14死球を記録。まさに満身創痍、常に体のどこかに“あざ”がある状態だったのではないか。

 そんな吉田の最大のストロングポイントがオリックス時代と変わらぬバットコントロールだ。三振数を打席数で割った三振率は12.4%で、これは今季350回以上打席に立ったメジャー241人の打者の中で8位という好成績だった。

 1年目の14.0%からも良化しており、来季はさらにコンタクト率を上げていければ、打率3割台も視界に入る。

 ただ、もし来季も主にDHでプレーするとなれば、最低でも打率3割、本塁打も20本以上は求められるだろう。仮に今季と同じような成績なら、かなり厳しい立場に追いやられるはずだ。まずは手術した右肩を完治させ、100%の状態で来季開幕を迎えてもらいたい。

文=八木遊(やぎ・ゆう)

【八木遊・プロフィール】
1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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この記事を書いたのは

八木遊

1976年、和歌山県で生まれる。地元の高校を卒業後、野茂英雄と同じ1995年に渡米。ヤンキース全盛期をアメリカで過ごした。米国で大学を卒業後、某スポーツデータ会社に就職。プロ野球、MLB、NFLの業務などに携わる。

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