元MVPの名一塁手を獲得
ニューヨーク・ヤンキースがFAのポール・ゴールドシュミット内野手(37)を獲得したと現地時間21日、米複数メディアが報道。契約は1年1250万ドルとされている。
ゴールドシュミットは2009年のドラフトでダイヤモンドバックスに入団し、2011年にMLBデビュー。オールスターゲーム出場7度、シルバースラッガー賞5度、ゴールドグラブ賞4度の実績を持ち、アメリカ代表として2017年と2023年のWBCに出場。14シーズン通算2056安打、362本塁打、OPS.891をマークしている。
2022年にはカージナルスで打率.317、35本塁打、115打点、OPS.981の活躍を収め、ナショナル・リーグのMVPを獲得した。しかし、昨季から成績が下降線を辿り、今季は154試合に出場して打率.245、22本塁打、65打点、キャリアワーストのOPS.716という成績。今季限りでカージナルスとの5年契約が満了し、FAとなっていた。
ヤンキースは2019年ナ・リーグMVPのコディ・ベリンジャーに続いて、元MVPのゴールドシュミットを獲得し、今オフFAを迎えていたフアン・ソト、アンソニー・リゾの穴埋めに成功。さらに、ブレーブスからFAの先発左腕マックス・フリード、ブリュワーズとのトレードで守護神のデビン・ウィリアムズを獲得するなど、投打ともに積極的な補強が続いている。
2017年ナ・リーグMVPのジャンカルロ・スタントン、2022・2024年ア・リーグMVPのアーロン・ジャッジに、MVP経験者の2選手が新たに加わり、"MVPカルテット"が誕生。今季はドジャースに敗れて2009年以来となるワールドシリーズ制覇を逃したが、そのドジャースを上回る強力打線となりそうだ。