坂口氏「軸になる選手たちが上手く回らなかった」
フジテレビONE『プロ野球ニュース』の年末大反省会SPが12月19日に放送され、解説陣が2024年シーズンのオリックスを振り返った。
投手陣はリーグ2位のチーム防御率2.81をマークしたものの、野手陣はいずれもリーグ5位となるチーム打率.238、71本塁打、402得点数と軒並み低調。得点力不足に苦しみリーグ4連覇を逃す結果となった。
同番組に出演したチームOBでもある坂口智隆氏は「投打ともにですけど、計算してた選手たちが思ったような数字じゃなかったり、ケガがあったりした。そこのやりくりは上手いチームだったと思うんですけど、特に打線の軸になる選手たちが上手く回らなかったという感じがしました」と2024年のオリックスを総括。
その中で昨オフ広島からFA移籍し、新天地1年目は138試合の出場で打率.258、7本塁打、46打点、OPS.641の成績に終わった西川龍馬の成績を取り上げ、広島時代の西川をよく知る笘篠賢治氏は、「西川が入ってさらに打線のつながりが良くなって、点も取れると思ったから僕はオリックスの優勝を予想したんですが、パ・リーグの野球にちょっと苦しみましたよね」と持論を展開。
さらに「パ・リーグのピッチャーはセ・リーグと違って、ポンポンと勝負が早く追い込まれやすい。組み立てられ方という部分でセ・リーグと違った部分があって、あの西川でも慣れるまでにちょっと苦しんだ感じがしました」と続けた。
セ・リーグ投手と再戦した交流戦では、18試合で打率.314、1本塁打、12打点、OPS.761と本来の打撃を披露したものの、トータルで見ると移籍1年目は期待を裏切る結果に。それでも、笘篠氏は移籍2年目の西川へ「打率.258の選手ではない。1年間経験したわけですから、やっぱりまた3割を期待したい」とエールを送った。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』