強力先発陣で2021年以来のポストシーズン進出へ
吉田正尚の所属するボストン・レッドソックスがFAのウォーカー・ビューラー投手(30)を獲得したと現地時間23日、米複数メディアが報道。契約は1年2105万ドルとされている。
ビューラーは2015年のドラフトで球団1巡目指名を受けてドジャースに入団。2017年にMLBデビューを果たしてから8シーズン通算47勝をマークしている。2019年に14勝を挙げてオールスターゲーム初出場を飾ると、2020年には球団32年ぶりのワールドシリーズ制覇に貢献。2021年には16勝4敗、207回2/3を投げて防御率2.47、212奪三振とキャリアハイの好成績を残したが、翌2022年途中に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けた。
今季5月に約1年半ぶりの復帰を果たすも、レギュラーシーズンは16先発で1勝6敗、防御率5.38と苦戦。それでもポストシーズンで好投を見せ、ワールドシリーズ第3戦では5回無失点で白星を掴み、第5戦では胴上げ投手としてセーブを記録。自身6年ぶりとなるリリーフ起用で最終回を締め、4年ぶりの世界一に輝いた。
今オフのレッドソックスは1対4のトレードでホワイトソックスのエース左腕ギャレット・クロシェを獲得。来季の先発ローテーションは今季チーム最多14勝のブライアン・ベロ、オールスターゲーム初出場を果たしたタナー・ホウク、チーム最多イニングを消化したカッター・クロフォードに、新戦力のクロシェとビューラーが加わる布陣となった。また、来季途中にはルーカス・ジオリト、パトリック・サンドバル両投手の復帰を予定している。