笑顔満開で入寮
<1月7日 横須賀市追浜・青星寮>
期待のドラ1右腕・竹田祐投手(三菱重工West)が、“DOCK OF BAYSTARS YOKOSUKA”内にある若手選手寮「青星寮」に入寮。会見に応じた竹田は「プロ野球選手となるので、自覚を持って明日から練習やプレーをしていきたいなと思います」と社会人出身らしくしっかりとした口調で第一声。
年末年始は甲子園ボウルでQBとして立命大を9年ぶりの日本一へけん引した弟の剛さんとともに「ウエイト行ったりランニング行ったりと。ゆっくりするところはゆっくりして、やることはやりました」と告白。さらに奈良の「産まれたときから行っている三輪山神社」で初詣を済ませ「親族で旅行に行って初日の出を見に行きました」とリラックスし「いい年末を過ごせました」と笑顔を見せた。
入寮前夜も「いつも通り」の生活で睡眠もしっかりと取り、母の手作りの「栄養バランスを考えたご飯」でパワーチャージ完了。明日から「野球を中心とした生活をして、まずはしっかり活躍できるように頑張りたいです」と新人合同自主トレに進む決意を言葉にした。
持参したものは「三菱重工の仲間のアルバムと、三菱工のダイヤモンドサポーターのサステナブルくん」の2点を披露。アルバムはチームメイト、ぬいぐるみは会社から贈られ「みんな応援してくれてるんで、その期待に応えたいです」と決心。他にも段ボール8個ほどの私物を用意したが「ジャージや枕やストレッチポール。ストレッチは毎日欠かさずやってるんで、それの用具は全部持ってきました」と明かしながらも、余暇に使うモノは特になく、ひたむきに野球に取り組んでいく覚悟を示した。
即戦力として先発を期待されている右腕。これから始まるローテーション争いには、今季から先発転向を表明している明治の先輩・伊勢大夢もいる。LINEで頻繁に連絡を取り合う仲で「自分もまずその土俵に立てるように練習していきたいです」と語りながら同時に負けないように「頑張りたい」と謙虚ながらも闘志も燃やしていた。
2度の指名漏れから掴んだドラ1の座。入団会見で表明した“ハマのエース”になるために、まずはDOCKから航海をスタートさせる。
取材・文・写真:萩原孝弘