ニュース 2025.01.08. 09:00

ロッテ・石川柊太が明かす1年間先発ローテを守るために必要なこと

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ロッテ・石川柊太(撮影=岩下雄太)
 ソフトバンクからFA権を行使してロッテに加入した石川柊太。吉井理人監督は「先発ピッチャーとして1年間投げてくれる投手だと知っていたので、イニングも長いイニング投げられるのはわかっていましたし、マリーンズに必要な選手」と評価する。

 石川は先発ローテーションを1年間守るために必要なことについて「まずは環境面でしっかりとアジャストしていくことが一番大事ではありますけど」と前置きをした上で、「その環境の中で自分のコンディション作りが一番鍵を握っている部分じゃないかなと思います」と続けた。

 「ZOZOマリンスタジアムで投げていくと出てくる自分に対する反応だったりが、どれくらいなのか。キャンプの中でどういう流れで、自分の中でプランはありますけど、仕上げていく中で変わっていくと思うので、そこに早く自分の中でトライアンドエラーしていって調べていく。それが一番大事で、その中で1年間回っていくというところでは、パフォーマンスであったり、コンディションであったり、色々考えるところではあるので、色々やらなくちゃいけないなというのはありますね」。やらなければいけないこと、考えなければいけないことがたくさんあると考えているようだ。

 今季から本拠地になるZOZOマリンスタジアムはソフトバンク時代から得意にしていた球場で、ソフトバンクでプレーした昨季は3試合・12イニングを投げて、2勝0敗、11奪三振、1与四球、防御率0.00。ZOZOマリンスタジアムではプロ通算18試合・83回2/3を投げ、7勝1敗、防御率2.47で、17年を最後にマリンでの黒星はなく、抜群に相性の良い球場だ。

 石川本人も「元々マウンド、雰囲気は好きですし、投げやすい球場と感じているので、ホームで戦えるのはプラスに働くと思っています」と笑顔。

 昨季は63回1/3を投げ、与四球はわずかに12。23年が125回2/3を投げ、61与四球だったことを考えると、与四球が減少した。その理由については「メカニック的に見直したというところと、今までいろいろなことをやってきた中で自分と照らし合わせてどう作り上げていくかというのに集中していった」と説明。

 「あとはストライクゾーンでどれだけ勝負していくか、四球を出すんだったら打たれたほうが、当たり前の話ですけど、四球を出したら反省しようがない。しっかり反省できるようにストライクゾーンに投げ込むことに集中していたのが数字に出たのではないかなと思います」と自己分析した。

 佐々木朗希がポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を目指しており、4年連続規定投球回に到達した小島和哉、昨季初めて規定投球回に達した種市篤暉、昨季自己最多タイの9勝を挙げた西野勇士とともに先発ローテーションを引っ張る活躍が期待される。得意のマリンスタジアムの風を利用して、キャリアハイの成績を残して欲しいところだ。

取材・文=岩下雄太

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