

「主軸に対してどうするかと考えられるくらい層が厚い、相手は7回しか攻撃がない」
巨人に移籍したライデル・マルティネスが26日に来日し、入団会見に臨んだ。27日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では、心機一転の黒髪で決意表明を行ったマルティネスの今季の起用法について、解説陣で議論が交わされた。
野村弘樹氏は「当然マルティネスが守護神候補だと言われているが、大勢も黙っていないと思う」と昨季29セーブの大勢との兼ね合いを挙げながらも「8回9回は、どちらかのイニングに必ずクリーンアップを含めた主軸が回ってくる。それに対してどうするかという考え方ができるくらい、リリーフ陣の層が厚い」と分析。「ということは相手は7回しか攻撃がない。7回までに決着をつけておかないと逃げ切られるというイニングになってくる。そこにケラーや高梨雄平、船迫大雅もいて後ろがしっかりしているので、先発投手も飛ばせる。全てに対して条件が良くなってくるので、この一枚は大きいと思う」とマルティネス加入による好循環に言及した。
真中満氏が「マルティネスと大勢は8回9回のどちらかだと思うが、本人たちはそんなにこだわりはないのかな、与えられたところで」と語るも、野村氏は「いや、大勢は絶対に9回に投げたいと思っている。投手はそうでなければいけない。編成的に前の回に来ることはあっても、投手の気質として、9回に投げるつもりでやってないといけないと思う」と守護神としての矜持を力説した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』