「だいぶ落ちることなくいい感じで上がってきているかなと思います」。
ロッテの河村説人は、ストレートに自信を見せる。22年9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を受けた河村は、昨年10月に行われたみやざきフェニックスリーグで「最後の宮崎の登板で147キロが出て、だいぶ力強さがあった。それまでが40中盤ぐらいでうろちょろしていたので、やっと最後の最後でいい感覚を掴めたかなと思います。宮崎を通して全体的によかった。来年(2025年)に向けては良いフェニックスリーグになったのかなと思います」とストレートに手応えを掴み終えた。
昨秋、河村は「球速をもう少し上げていきたい」と話していたが、「西野さんとアメリカに行かせてもらって、ドライブラインで2週間くらい練習してきたので、それが結びついてくれればなと思います」と西野勇士とともに、ドライブラインで動作解析などを行った。
西野らとドライブラインに行った経緯については「ずっといきたいのはあったんですけど、怪我のリハビリで2年間くらいは行っていなかった。ちょうど西野さんが“誰か行く人いないかな”と言っていたので、誘ってもらってという経緯です」とのことだ。
動作解析では「基本、ストレートを速くしたいという思いで行ったので、フォームの改善点だったり、そういうところを見てもらいましたね」と明かし、「課題はたくさんあるんですけど、どこがというのは難しいですけど、いっぱいあるので、一つずつ改善していきたいです」と話した。
現在、ドライブラインで学んだことを体で表現できているのだろうかーー。
「わかりやすいので、自分でも納得してできていますし、いい感じでできているかなと思います」とニッコリ。
河村の武器であるフォークは「あんまりまだ投げていなんですけど」としながらも、「去年のフェニックスとかもそうですけど、割とスプリットに近いボールの方が感触が良かった。それを投げてみるという感じですね」と教えてくれた。
また、今季に向けて1年間戦える体づくりをしていきたいと昨秋に話していたが、体づくりに関しても「アメリカに行ったので、メジャーリーガーの体のサイズだったり、西野さんにもいろいろ話を聞きましたし、1年間やる上での心構えだったり、体力も含め、しっかりトレーニングができているかなと思います」と充実した表情を見せた。
河村は右肘手術前の感覚よりも、新しい感覚を見つけようと取り組んできた。新しい感覚を掴めそうだなというのはあるのだろうかーー。
「投げている感覚も全然違うので、難しいんですけど、球速もブルペンでちょっとずつ上がってきている。より洗練というか、練習していってフォームが自分のものになれば、もう少しスピードが出るんじゃないかなと思います」。
ストレートのアベレージについては「去年のフェニックスリーグで一番良い時が44とかだったので、最低でも40後半、47、8キロを試合通じて出したいなと思っています」と掲げる。
振り返れば昨年の今頃は「肘が良くなるように、ということだけですね。肘のことだけ考えていました」と肘の不安を抱えながら自主トレしていたが、今オフは「腕の状態に関しては不安なく出来ています」と右肘の状態を心配することなくトレーニングを積めた。
今年は2月1日から勝負できる。「2年間一軍で投げられていないので、一軍で投げたいのと、今年しっかり活躍しないとダメだなと思っている。とにかく一軍で、ポジションはどこでもいいので投げたいなと思っています」。河村説人の復活に向けた2025年がまもなく始まるーー。
取材・文=岩下雄太
ロッテの河村説人は、ストレートに自信を見せる。22年9月16日に『右尺骨神経前方移行術および右肘内側側副靭帯補強術』を受けた河村は、昨年10月に行われたみやざきフェニックスリーグで「最後の宮崎の登板で147キロが出て、だいぶ力強さがあった。それまでが40中盤ぐらいでうろちょろしていたので、やっと最後の最後でいい感覚を掴めたかなと思います。宮崎を通して全体的によかった。来年(2025年)に向けては良いフェニックスリーグになったのかなと思います」とストレートに手応えを掴み終えた。
昨秋、河村は「球速をもう少し上げていきたい」と話していたが、「西野さんとアメリカに行かせてもらって、ドライブラインで2週間くらい練習してきたので、それが結びついてくれればなと思います」と西野勇士とともに、ドライブラインで動作解析などを行った。
西野らとドライブラインに行った経緯については「ずっといきたいのはあったんですけど、怪我のリハビリで2年間くらいは行っていなかった。ちょうど西野さんが“誰か行く人いないかな”と言っていたので、誘ってもらってという経緯です」とのことだ。
動作解析では「基本、ストレートを速くしたいという思いで行ったので、フォームの改善点だったり、そういうところを見てもらいましたね」と明かし、「課題はたくさんあるんですけど、どこがというのは難しいですけど、いっぱいあるので、一つずつ改善していきたいです」と話した。
現在、ドライブラインで学んだことを体で表現できているのだろうかーー。
「わかりやすいので、自分でも納得してできていますし、いい感じでできているかなと思います」とニッコリ。
河村の武器であるフォークは「あんまりまだ投げていなんですけど」としながらも、「去年のフェニックスとかもそうですけど、割とスプリットに近いボールの方が感触が良かった。それを投げてみるという感じですね」と教えてくれた。
また、今季に向けて1年間戦える体づくりをしていきたいと昨秋に話していたが、体づくりに関しても「アメリカに行ったので、メジャーリーガーの体のサイズだったり、西野さんにもいろいろ話を聞きましたし、1年間やる上での心構えだったり、体力も含め、しっかりトレーニングができているかなと思います」と充実した表情を見せた。
河村は右肘手術前の感覚よりも、新しい感覚を見つけようと取り組んできた。新しい感覚を掴めそうだなというのはあるのだろうかーー。
「投げている感覚も全然違うので、難しいんですけど、球速もブルペンでちょっとずつ上がってきている。より洗練というか、練習していってフォームが自分のものになれば、もう少しスピードが出るんじゃないかなと思います」。
ストレートのアベレージについては「去年のフェニックスリーグで一番良い時が44とかだったので、最低でも40後半、47、8キロを試合通じて出したいなと思っています」と掲げる。
振り返れば昨年の今頃は「肘が良くなるように、ということだけですね。肘のことだけ考えていました」と肘の不安を抱えながら自主トレしていたが、今オフは「腕の状態に関しては不安なく出来ています」と右肘の状態を心配することなくトレーニングを積めた。
今年は2月1日から勝負できる。「2年間一軍で投げられていないので、一軍で投げたいのと、今年しっかり活躍しないとダメだなと思っている。とにかく一軍で、ポジションはどこでもいいので投げたいなと思っています」。河村説人の復活に向けた2025年がまもなく始まるーー。
取材・文=岩下雄太