通算100ホールド達成のタフネス右腕
救援から先発に転向するDeNAの伊勢大夢投手(26)が8日、今季初実戦となった紅白戦(6イニング制・特別ルール)に先発登板。1イニングを無安打無失点に抑え、開幕ローテ入りへ上々のスタートを切った。
先頭の森敬を遊ゴロに仕留めると、続く蝦名は1球で一飛に退け二死。最後は梶原をスライダーで空振り三振に仕留め「毎年この時期は変化球に苦しんでいたが、(今年は)ここまで順調に来ているかなと思います」と今季初実戦を振り返った。
伊勢は昨季までの5年間で238試合(1先発)に登板し、すでに通算100ホールドを達成。ブルペンに欠かせない救援陣の柱だったが、昨季終了後に先発転向を直訴し「コントロールが年々よくなってきて、それはリリーバーとしてよりも、先発としての方が活かせるんじゃないかと思った」と転向理由を説明していた。
「ウチのエースは東さんですけど、日本人の左右で引っ張れるくらいやっていくっていう目標は持ってます」。先発ローテの柱を見据え、競争に挑む。