![無断転載禁止](https://baseballking.jp/img/blank.gif)
![](https://baseballking.jp/wp-content/uploads/2025/02/yamaguchiyamamotonisikawa-770x441.jpg)
ロッテの石垣島春季キャンプの打撃練習では、22年チームトップの16本塁打を放った山口航輝、昨季イースタンリーグの本塁打と打点王の山本大斗、ドラフト1位・西川史礁(青山学院大)の“右の大砲候補の外野手”3人が、キャンプ初日から同組で打っている。
打撃行程を3人同じ組なのはライバル意識を促すためか訊くと、大塚明チーフ打撃コーチ兼走塁コーチは「そういうことだよね。みなさん見ての通りという感じだよね」とニヤリ。栗原健太打撃コーチは「同じ組にいた方が絶対意識するでしょうし、待っている間も見て、あそこまで飛んだ、いい打球が飛んでいるとか、自分もとか出てくると思うので、良い関係性だと思いますね」と話した。
山口、山本、西川の3人は同じ組で打撃練習することについてどう思っているのだろうかーー。
西川と同学年の山本は8日の取材で、「同じタイプ3人で組まれているのかなと思いますけど、2人ともいい打球を打つので、自分も負けないように。意識するところはしっかりして、その中で2人よりもいいものを見せられたらなと思うんですけど、現状は見せられていない。この2人と打っていると、とにかく力が入ります」と話していたが、13日の取材でも「その後もそうです。いつも力が入ります。同じタイプの3人が並べられているので、競争というか、そういうことだろうなと思って3人で喋りながら、またグループ一緒だねと話をしています。みんな力が入るといっていました」と明かした。
西川は「もちろん意識はします」と話し、「2人とも本当に打球も強いですし、飛ばしますし、そこに力が入りすぎちゃう部分がたまにあるんですけど、逆にいい意味で考えずに普段通り、自分のやるべきことをやろうと思っています」と、矢印を自分の方向に向けて打撃練習を行っている。
山本と西川の2学年先輩の山口は「まずは長打を求められると思うので、(山本)大斗もいますし、(西川)史礁もいますし、毎日一緒の班で(打撃練習も)回って刺激にもなっている。負けたくないなと思いますね」と刺激を受けている。
ロッテは本拠地・ZOZOマリンスタジアム移転後、日本人選手でシーズン30本塁打を放った選手は誰もいない。プロ入りから毎年30本塁打を目標にする山口は「目指すべき場所は決まっているので、達成したいと思います」と頼もしい言葉。今季一軍でプロ初本塁打を含む長打力に期待がかかる山本は「20本打ちたいですけど、まだ自分がどれくらいできるかわからない。まずは一軍で自分のできることをやりたいですね」と意気込めば、西川は「自分の中では本塁打を2桁打つというのが今の自分の立てている目標であって、その中でコンスタントにヒットを打てる打者になりたい」と決意。
長年チームとして課題にしている“長距離砲”。山口、山本、西川が切磋琢磨して、打線を引っ張るような存在になった時、長年抱える課題が解決するとき。今季、ZOZOマリンスタジアムでたくさんのアーチを描いて欲しい。
取材・文=岩下雄太
打撃行程を3人同じ組なのはライバル意識を促すためか訊くと、大塚明チーフ打撃コーチ兼走塁コーチは「そういうことだよね。みなさん見ての通りという感じだよね」とニヤリ。栗原健太打撃コーチは「同じ組にいた方が絶対意識するでしょうし、待っている間も見て、あそこまで飛んだ、いい打球が飛んでいるとか、自分もとか出てくると思うので、良い関係性だと思いますね」と話した。
山口、山本、西川の3人は同じ組で打撃練習することについてどう思っているのだろうかーー。
西川と同学年の山本は8日の取材で、「同じタイプ3人で組まれているのかなと思いますけど、2人ともいい打球を打つので、自分も負けないように。意識するところはしっかりして、その中で2人よりもいいものを見せられたらなと思うんですけど、現状は見せられていない。この2人と打っていると、とにかく力が入ります」と話していたが、13日の取材でも「その後もそうです。いつも力が入ります。同じタイプの3人が並べられているので、競争というか、そういうことだろうなと思って3人で喋りながら、またグループ一緒だねと話をしています。みんな力が入るといっていました」と明かした。
西川は「もちろん意識はします」と話し、「2人とも本当に打球も強いですし、飛ばしますし、そこに力が入りすぎちゃう部分がたまにあるんですけど、逆にいい意味で考えずに普段通り、自分のやるべきことをやろうと思っています」と、矢印を自分の方向に向けて打撃練習を行っている。
山本と西川の2学年先輩の山口は「まずは長打を求められると思うので、(山本)大斗もいますし、(西川)史礁もいますし、毎日一緒の班で(打撃練習も)回って刺激にもなっている。負けたくないなと思いますね」と刺激を受けている。
ロッテは本拠地・ZOZOマリンスタジアム移転後、日本人選手でシーズン30本塁打を放った選手は誰もいない。プロ入りから毎年30本塁打を目標にする山口は「目指すべき場所は決まっているので、達成したいと思います」と頼もしい言葉。今季一軍でプロ初本塁打を含む長打力に期待がかかる山本は「20本打ちたいですけど、まだ自分がどれくらいできるかわからない。まずは一軍で自分のできることをやりたいですね」と意気込めば、西川は「自分の中では本塁打を2桁打つというのが今の自分の立てている目標であって、その中でコンスタントにヒットを打てる打者になりたい」と決意。
長年チームとして課題にしている“長距離砲”。山口、山本、西川が切磋琢磨して、打線を引っ張るような存在になった時、長年抱える課題が解決するとき。今季、ZOZOマリンスタジアムでたくさんのアーチを描いて欲しい。
取材・文=岩下雄太