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レッドソックスが大物FA内野手の争奪戦を制す
吉田正尚の所属するボストン・レッドソックスは現地時間15日、FAのアレックス・ブレグマン内野手(30)を獲得したと発表した。契約は3年1億2000万ドルとされ、毎シーズン終了後にオプトアウトが可能となる。
ブレグマンは2015年のドラフトで球団1巡目指名を受けてアストロズに入団し、翌2016年にMLBデビュー。2017年にはアメリカ代表としてWBCに参戦し、初優勝に貢献した。アストロズの正三塁手としても2017年、2022年とワールドシリーズを2度制覇。2019年には打率.296、41本塁打、112打点、OPS1.015とキャリアハイの好成績を残してシルバースラッガー賞に輝き、同年のMVP投票2位に選出された。
昨季は145試合に出場して打率.260、26本塁打、75打点、OPS.768を記録し、アメリカン・リーグ三塁手部門でゴールドグラブ賞を初受賞。9シーズン通算191本塁打、OPS.848をマークしている。
レッドソックスは既に主砲ラファエル・ディバースが正三塁手を務めているため、ブレグマンは二塁での起用が予想されている。ブレグマンが三塁を守る場合にはディバースが指名打者に入り、吉田は外野或いはベンチからのスタートとなる。吉田は今オフに入ってから放出候補として報じられており、今回の補強によりトレード案が再燃となりそうだ。