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「普通にやることをやれば自分に自信を持って。過大評価することなく、しっかりやれることをやっていきたいと思います」。
ロッテの外野手のレギュラー争いは熾烈だが、髙部瑛斗は自分のやるべきことをやって、しっかりとポジションを確保するつもりだ。
22年に盗塁王とゴールデン・グラブ賞を受賞した髙部は、23年は故障により一軍出場がなく、完全復活を目指した昨季は開幕二軍スタートも、5月18日に一軍昇格を果たすと、7月にはリーグトップの打率.405、出塁率.457、リーグトップタイの30安打、リーグ3位の長打率.541を記録するなど月間MVPに輝いた。シーズン最終盤に左手首、右膝の故障で離脱したが、76試合に出場して、打率.300、1本塁打、23打点の成績を残した。
2年ぶりに一軍でプレーした昨季、打率3割をマークしたが、「大してすごいなとも思いませんし、しっかりフルシーズン戦って3割を打たないと意味がないと思うので、しっかり143試合近く出てその中でしっかり結果を残したいなと思います」と決して満足することはなかった。
ただ、故障がなければ、一軍の戦力として活躍できることを証明したのも事実。本人に怪我せずにプレーできれば、1年間一軍でやれる感覚はあるのか訊くと、「やれるなというよりは、やらなきゃいけない。そこはしっかり自分で覚悟を持ってやりたいと思っています」と話した。
毎年、打撃では新しい感覚を求めてプレーしているが、“2025年”の髙部瑛斗はどんなスタイルを目指していくのかーー。
「今評価されるのはOPSだと思うので、長打というところであったり、僕はヒットを打つタイプ。ヒット数をどんどん増やしていって、少しでも多くヒットを打ったりとか、チームのいい数値に持っていけるように僕がやろうかなと思っています」。
二塁打、三塁打を増やしたいイメージかーー。
「そうですね、そこは結果論なので。二塁打、三塁打は最高ですけど、ヒットでも盗塁で二塁打と同じようになるので、そこは長打を求めすぎず、しっかり長打を打って怖くなるようにやりたいと思います」。
髙部といえば、早いカウントから積極的に打っていき、複数安打を打っている時が調子の良い時。「もちろん初球から早いカウントから勝負を仕掛けるのが僕のスタイルだと思いますし、その中でカウントが悪くなった時とかに四球を選べるようになるのが深みのある選手だと思うので、深みを出すためにもそういうことはやっていきたいと思います」。
20日のDeNAとの練習試合では、第1打席に、大貫晋一が投じた初球の137キロツーシームをライト前に弾き返すと、続く3-0の2回二死一、二塁の第2打席はセンターへ2点適時二塁打。勢いの止まらない髙部は、7-0の4回無死走者なしの第3打席、吉野光樹が2ボール2ストライクから投じた7球目の外角のフォークを逆らわずにレフト前に運び、猛打賞を達成した。
3月5日と6日に行われる『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ』の日本代表に選出された。来年の3月に開催予定のWBCの日本代表に選ばれるような働きを今季は見せて欲しいところ。「まずはチームのことというよりも、個人のことだと思うので、自分自身がしっかりと結果を残してやることをやって、しっかり僕という存在をアピールした上でチームの優勝、日本一がついてくれば最高だと思うので、まずは結果を残す1年にしたいと思います」。今季こそ怪我なく、1年間打線を引っ張ってほしい。
取材・文=岩下雄太
ロッテの外野手のレギュラー争いは熾烈だが、髙部瑛斗は自分のやるべきことをやって、しっかりとポジションを確保するつもりだ。
22年に盗塁王とゴールデン・グラブ賞を受賞した髙部は、23年は故障により一軍出場がなく、完全復活を目指した昨季は開幕二軍スタートも、5月18日に一軍昇格を果たすと、7月にはリーグトップの打率.405、出塁率.457、リーグトップタイの30安打、リーグ3位の長打率.541を記録するなど月間MVPに輝いた。シーズン最終盤に左手首、右膝の故障で離脱したが、76試合に出場して、打率.300、1本塁打、23打点の成績を残した。
2年ぶりに一軍でプレーした昨季、打率3割をマークしたが、「大してすごいなとも思いませんし、しっかりフルシーズン戦って3割を打たないと意味がないと思うので、しっかり143試合近く出てその中でしっかり結果を残したいなと思います」と決して満足することはなかった。
ただ、故障がなければ、一軍の戦力として活躍できることを証明したのも事実。本人に怪我せずにプレーできれば、1年間一軍でやれる感覚はあるのか訊くと、「やれるなというよりは、やらなきゃいけない。そこはしっかり自分で覚悟を持ってやりたいと思っています」と話した。
毎年、打撃では新しい感覚を求めてプレーしているが、“2025年”の髙部瑛斗はどんなスタイルを目指していくのかーー。
「今評価されるのはOPSだと思うので、長打というところであったり、僕はヒットを打つタイプ。ヒット数をどんどん増やしていって、少しでも多くヒットを打ったりとか、チームのいい数値に持っていけるように僕がやろうかなと思っています」。
二塁打、三塁打を増やしたいイメージかーー。
「そうですね、そこは結果論なので。二塁打、三塁打は最高ですけど、ヒットでも盗塁で二塁打と同じようになるので、そこは長打を求めすぎず、しっかり長打を打って怖くなるようにやりたいと思います」。
髙部といえば、早いカウントから積極的に打っていき、複数安打を打っている時が調子の良い時。「もちろん初球から早いカウントから勝負を仕掛けるのが僕のスタイルだと思いますし、その中でカウントが悪くなった時とかに四球を選べるようになるのが深みのある選手だと思うので、深みを出すためにもそういうことはやっていきたいと思います」。
20日のDeNAとの練習試合では、第1打席に、大貫晋一が投じた初球の137キロツーシームをライト前に弾き返すと、続く3-0の2回二死一、二塁の第2打席はセンターへ2点適時二塁打。勢いの止まらない髙部は、7-0の4回無死走者なしの第3打席、吉野光樹が2ボール2ストライクから投じた7球目の外角のフォークを逆らわずにレフト前に運び、猛打賞を達成した。
3月5日と6日に行われる『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025 日本vsオランダ』の日本代表に選出された。来年の3月に開催予定のWBCの日本代表に選ばれるような働きを今季は見せて欲しいところ。「まずはチームのことというよりも、個人のことだと思うので、自分自身がしっかりと結果を残してやることをやって、しっかり僕という存在をアピールした上でチームの優勝、日本一がついてくれば最高だと思うので、まずは結果を残す1年にしたいと思います」。今季こそ怪我なく、1年間打線を引っ張ってほしい。
取材・文=岩下雄太