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「やっぱり0で抑えることと安定感を出していきたいと思います」。
石垣島春季キャンプ中に練習試合、オープン戦に向けてこう意気込んでいたロッテ・高野脩汰が、練習試合2試合・4イニングを投げ、無失点に抑えている。
19日の広島との練習試合、1回・17球を投げ、被安打0、1奪三振、無失点に抑えると、先発した23日の韓国・ハンファとの練習試合では、3イニングを投げ許した安打はわずかに1本。毎回の4奪三振と、3回・33球、1被安打、0与四球、無失点とアピールに成功した。
今季から先発に本格挑戦する高野は、このオフは「自分の投球フォームとか色々見てもらって、指導していただくっていうのを目的に何個か教えていただける場所に。ドライブラインに限らず行かしてもらって、フォームについてまた1から組み立て直したというか、自分の長所をより活かせるな投げ方を追求したオフになりました」と動作解析をして、投球フォームを見直した。
動作解析でフォームを見直した結果、良い球種が出てきたとかいうのはあったのだろうかーー。
「今までの球種が良くなったのもありますし。カーブ、ツーシームの可能性というか、こう試合向きな調整ができている感じがします」。
昨季は浦和のデータ班が握りを見ないとわからないほど苦労したチェンジアップ系の独特の軌道を描くフォークは、2月4日の取材時点で「もう少しレベルアップしていかないといけないなっていうのもありますし、自分もどういう風な戦い方にしていくのか、これからもうちょっとコーチとも相談しながらやっていきたいと思います」と話していたが、23日の韓国・ハンファとの練習試合ではフォークで空振り三振を奪う場面も見られた。
入団した時はスライダー、フォークを中心にした投球だったが、ツーシーム、カーブなど、球種が増えた印象を受ける。
「先発をやらせてもらう中で球種が多い方が、自分の投球スタイルも変わってきますし、より幅広く投球できるかなってところで、ちょっと増やす方向でこのオフは過ごしました」。
ツーシームを投げることでストレートの割合を減らす考えなどあったりするのだろうかーー。
「全然そんなことなくて、まっすぐを活かした中でのツーシームですね」。
昨季はフォークで三振を奪うケースが増えたが、ツーシームを投げることで打たせて取りたい狙いがあるのか訊くと、「2巡目、3巡目に手詰まりになることがあったので、そこでの新たな戦い方というか、打ち取り方を色々模索している感じです」と説明した。
先発で投げるとなると、スタミナ、投球スタイルはどういうイメージを考えているのかーー。
「元々投げバテみたいなのはそんなにない方だと思ってるので、このまま変わらず行きたいなと思います」。
今季ロッテの先発は佐々木朗希、C.C.メルセデスが退団したとはいえ、4年連続規定投球回&2年連続二桁勝利中のエース・小島和哉、昨季自身初の規定投球回に到達した種市篤暉、ソフトバンクからFAで加入した石川柊太、昨季シーズン自己最多の9勝をマークした西野勇士がおり、新外国人のボス、サモンズ、さらには若手の中森俊介、田中晴也、ベテランの石川歩、唐川侑己と先発候補がかなり多い。
その中で、高野は「(佐々木)朗希、C.C.(メルセデス)が抜けた分、自分がローテーションに入れるように頑張ります」と意気込む。練習試合2試合は結果を残した。開幕に向けて、レギュラー野手との対戦が増えていく中で、安定した投球を継続して披露できるかが、開幕ローテーション入りへ重要になってくる。
取材・文=岩下雄太
石垣島春季キャンプ中に練習試合、オープン戦に向けてこう意気込んでいたロッテ・高野脩汰が、練習試合2試合・4イニングを投げ、無失点に抑えている。
19日の広島との練習試合、1回・17球を投げ、被安打0、1奪三振、無失点に抑えると、先発した23日の韓国・ハンファとの練習試合では、3イニングを投げ許した安打はわずかに1本。毎回の4奪三振と、3回・33球、1被安打、0与四球、無失点とアピールに成功した。
オフは動作解析で投球フォームを見直す
動作解析でフォームを見直した結果、良い球種が出てきたとかいうのはあったのだろうかーー。
「今までの球種が良くなったのもありますし。カーブ、ツーシームの可能性というか、こう試合向きな調整ができている感じがします」。
昨季は浦和のデータ班が握りを見ないとわからないほど苦労したチェンジアップ系の独特の軌道を描くフォークは、2月4日の取材時点で「もう少しレベルアップしていかないといけないなっていうのもありますし、自分もどういう風な戦い方にしていくのか、これからもうちょっとコーチとも相談しながらやっていきたいと思います」と話していたが、23日の韓国・ハンファとの練習試合ではフォークで空振り三振を奪う場面も見られた。
入団した時はスライダー、フォークを中心にした投球だったが、ツーシーム、カーブなど、球種が増えた印象を受ける。
「先発をやらせてもらう中で球種が多い方が、自分の投球スタイルも変わってきますし、より幅広く投球できるかなってところで、ちょっと増やす方向でこのオフは過ごしました」。
ツーシームを投げることでストレートの割合を減らす考えなどあったりするのだろうかーー。
「全然そんなことなくて、まっすぐを活かした中でのツーシームですね」。
昨季はフォークで三振を奪うケースが増えたが、ツーシームを投げることで打たせて取りたい狙いがあるのか訊くと、「2巡目、3巡目に手詰まりになることがあったので、そこでの新たな戦い方というか、打ち取り方を色々模索している感じです」と説明した。
先発で投げるとなると、スタミナ、投球スタイルはどういうイメージを考えているのかーー。
「元々投げバテみたいなのはそんなにない方だと思ってるので、このまま変わらず行きたいなと思います」。
今季ロッテの先発は佐々木朗希、C.C.メルセデスが退団したとはいえ、4年連続規定投球回&2年連続二桁勝利中のエース・小島和哉、昨季自身初の規定投球回に到達した種市篤暉、ソフトバンクからFAで加入した石川柊太、昨季シーズン自己最多の9勝をマークした西野勇士がおり、新外国人のボス、サモンズ、さらには若手の中森俊介、田中晴也、ベテランの石川歩、唐川侑己と先発候補がかなり多い。
その中で、高野は「(佐々木)朗希、C.C.(メルセデス)が抜けた分、自分がローテーションに入れるように頑張ります」と意気込む。練習試合2試合は結果を残した。開幕に向けて、レギュラー野手との対戦が増えていく中で、安定した投球を継続して披露できるかが、開幕ローテーション入りへ重要になってくる。
取材・文=岩下雄太