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「フォームに力感がないので速く感じるかもしれないが…」昨季との変化や変更理由を解説陣が分析
オリックス・田嶋大樹が22日、ソフトバンクとのオープン戦に先発登板。ダウンズに先頭打者本塁打を浴び、2回36球・3安打1奪三振1四球1失点の内容で今季初実戦を終えた。
田嶋は今季から新しい投球フォームに挑戦し、奮闘を続けている。24日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2025』では変更による効果について注目が集まった。
齊藤明雄氏は、まず昨季のフォームに対し「スリークォーターの位置から、しっかり投げ込んでいた。球も力強く、打者も威圧感を感じるフォームだった」と述べ「今季のフォームは、腕を先に上げて、体を少し前に倒して、腕が横振りになっている。打者からすると球に迫力がないのではと感じる」と指摘。さらに「フォームに力感がないので、打者からすると見た目より速く感じるかもしれない。しかし変化球が浮いてしまうと、強打を浴びるという傾向が出てくるかなと。これから投げ込んでいって、クイックなど投球フォームでの緩急をつけるようにしてくると思う」と推測した。
谷沢健一氏は、フォーム変更の理由を「昨季は左打者に打たれる場面が目立った。左打者対策として内角を突けて、腕を下げることで右打者への外角のシンカー系の球が効いてくる。それを求めているのかなと思う」と分析した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2025』