

MLB3年目シーズンを好発進
ニューヨーク・メッツの千賀滉大投手(32)が現地時間3日に行われたマーリンズとのオープン戦に先発登板。今春初登板で2回無失点の好投を見せた。
千賀は初回、先頭打者ノービーを外角高めへのスライダーで見逃し三振、2番マービスはこの試合最速となる96.0マイル(約154.5キロ)のフォーシームで右飛とする好スタートを切った。3番ヒルとの対戦では、外角低めいっぱいへ投じた初球フォーシームがボール判定を受けるも、オープン戦で試験導入されている“ABSチャレンジ”に成功し、ストライクを獲得。その後、ヒルには安打を許したが、4番コーナインを三ゴロに打ち取って初回を終えた。
2回表にも続投すると、5番ロペスをスライダーで空振り三振、6番ラミレスを左飛とし、7番アルモラJr.を平凡な一ゴロに打ち取るも、千賀のベースカバーが一歩遅れて内野安打に。再び二死から走者を背負ったが、最後は8番ポーリーを二ゴロに仕留めてマウンドを降りた。
この試合の千賀は2回、打者8人に対して31球を投げ、2被安打、2奪三振、無失点という内容。MLB1年目の2023年に12勝を挙げるも、昨季は右肩や左ふくらはぎの故障によりレギュラーシーズンではわずか1試合の登板のみに止まった。3年目の今季はエースとしての復活に期待がかかる。