オープン戦初登板を飾ったドジャース・佐々木朗希(写真=GettyImages)

◆ デビュー登板で3回無失点5K&最速159.8キロ

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希投手(23)が現地時間4日に行われたレッズとのオープン戦にリリーフ登板。先発・山本由伸の後を受け、2番手として3回無失点の好投を見せた。

 1点ビハインドの5回表から登板した佐々木は、先頭打者マルテへの初球から99.2マイル(約159.6キロ)のフォーシームを投じ、遊ゴロに打ち取って初アウトを記録。後続打者への安打と死球で一死一、二塁とピンチを招いたが、1番フリードル、2番マクレーンをともにスプリットで2者連続の見逃し三振に仕留め、立ち上がりを無失点とした。

 6回表は先頭打者デラクルーズに左翼線二塁打を許すも、4番ヘイズを低め98.4マイル(約158.4キロ)のフォーシームで見逃し三振、5番フレーリーは中飛に仕留めた。その後、四球と暴投で二死二、三塁とピンチを広げたが、7番マルテを一邪飛に抑え、この回も無失点で切り抜けた。

 7回表は先頭打者ウィンズからスプリットで空振り三振を奪い、9番ロドリゲスを一ゴロ、1番ホルヘを再びスプリットで空振り三振に仕留めて三者凡退。3回、打者13人に対して46球を投げ、2被安打、5奪三振、2四死球、無失点という内容。最速99.3マイル(約159.8キロ)、直球の平均球速は98.0マイル(約157.7キロ)を記録した。

 佐々木は2019年のドラフト会議で1位指名を受けてロッテに入団し、2021年にデビュー。2022年4月10日のオリックス戦では史上16人目となる完全試合を達成し、翌2023年には侍ジャパンの一員としてWBC優勝に貢献した。NPB通算29勝15敗、394回2/3を投げて防御率2.10、505奪三振を記録し、昨季終了後にポスティングシステムを利用してマイナー契約でドジャースに入団。招待選手としてスプリングトレーニングに参加している。

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