『ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025第2戦』
● オランダ代表 0 - 9 侍ジャパン ○
野球日本代表・侍ジャパンがオランダ代表との強化試合第2戦(京セラD大阪)に快勝。5-0で勝利した前夜の第1戦に続き、2試合連続の完封勝利を収めた。
侍ジャパン打線は0-0で迎えた5回、一死三塁で2番・佐藤(阪神)が放った右飛が失策を誘い先制(記録は犠飛失)。さらに、3番・水谷(日本ハム)の左翼への適時三塁打、4番・万波(日本ハム)の中犠飛で2点を加えた。その後も5番・大山(阪神)の“代表初アーチ”となる左越えソロなどで4点を追加。オランダ守備陣のミスにも乗じ、一挙7得点のビッグイニングとした。
8回は二死から途中出場・海野(ソフトバンク)、6番・梶原(DeNA)の連続適時打でダメ押しの2点を追加。オランダ投手陣の乱調にも乗じ計9安打で9点を奪った。
先発の種市(ロッテ)は最速155キロの直球と鋭く沈むフォークを軸に、2回無安打無失点、2奪三振無四球の完璧投球。2番手・大津(ソフトバンク)は緩急自在の投球で2回無安打無失点、3奪三振無四球の快投を披露した。
5回以降は齋藤、河野(ともに日本ハム)、杉山(ソフトバンク)の3投手が1回パーフェクト救援。8回に登板した曽谷(オリックス)も快調に2つのアウトを奪ったものの、6番・クローズに許したボテボテの三ゴロが内野安打となり、昨年3月7日の豪州代表戦以来となる、侍ジャパン史上2度目の“完全試合リレー”とはならなかった。
それでも曽谷は、続く9回も続投し2回1安打無失点の好投。2試合連続の1安打完封リレーで快勝を飾り、改めて投手陣の質の高さを証明した。