◆審判団は「投球動作の変更」と説明
2シーズンぶりにDeNAに復帰したトレバー・バウアー投手(34)が9日、オリックスとのオープン戦(京セラD大阪)に先発登板。復帰後初実戦は失策とボーク絡みで3回5安打2失点(自責点0)の結果だった。
初回、先頭の中川に右前打を許すも、続く森は1球で右飛に仕留めた。3番・西川の打席で一走・中川の盗塁を女房役の山本が見事な送球で阻止。西川には四球を与えたが、4番・頓宮は二飛に退け無失点スタートを切った。
2回は先頭の5番・ディアスに左前打を許すと、6番・太田は併殺コースの遊ゴロに仕留めるも、遊撃・森敬の送球を受けようと二塁ベースに入った牧が捕球ミス。牧の失策で無死一、二塁のピンチを招くと、続く来田の投前バントは内野安打となった。
無死満塁で8番・紅林は二ゴロ併殺に仕留めたが、この間に三塁走者が先制の生還。なおも二死三塁で続く西野にノーワインドアップから初球を投じたところでボークを取られた。バウアーは「Why?」と両手を広げ猛抗議。その後、審判団から「投球動作の変更」によるボークとアナウンスされたが、バウアーは何度も首を左右に振りながら、納得のいかない表情を浮かべていた。
思わぬ形で2点を失ったものの、3イニング目は落ち着いて無失点。3回5安打2失点(自責点0)、2奪三振2四球の内容で復帰後初の実戦登板を終えた。