◆ 来日前最後のオープン戦で快勝
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(30)、佐々木朗希投手(23)が現地時間11日に行われたガーディアンズとのオープン戦に先発出場。大谷は2出塁、佐々木は4回無失点の活躍で勝利に貢献した。
「1番・指名打者」で出場した大谷は初回、先発左腕ニカジに対する第1打席、カウント1-0から見送った高めフォーシームを球審がストライクと判定すると、すかさず『ABSチャレンジ』を要求。自身初の使用で見事成功し、カウント2-0から再開し、最終的に四球を選んで出塁。続く2番トミー・エドマンの3号2ランで先制のホームを踏んだ。
その後、ドジャースは打者1巡の猛攻を見せ、なおも二死満塁で大谷が1イニング2度目の打席入り。2番手右腕エラーツからストレートの押し出し四球を選び、リードを拡大した。続く2回裏、二死二、三塁の好機で迎えた第3打席は、再登板した左腕ニカジに対して一ゴロに倒れ、この打席を最後に途中交代。この試合1打数無安打、1打点、2四球という内容だった。
今春2戦目にして初の先発マウンドに上がった佐々木は初回三者凡退の好スタート。2回表には先頭打者アリアスに安打を許したが、続く5番ブレナンをスプリットで空振り三振。さらに、6番ヘッジスを右飛、7番マルティネスを二ゴロと2球連続で打ち取り、無失点とした。
今春2戦目にして初の先発マウンドに上がった佐々木は初回三者凡退の好スタート。2回表には先頭安打を許したが、続く5番ブレナンからスプリットで空振り三振を奪うなど無失点。3回表は二死から四球で走者を背負ったが、2番フリーマンを低めいっぱいのスプリットで見逃し三振に仕留めた。
4回表には先頭四球を与えながらも後続を右直、一ゴロ併殺打に打ち取り、わずか8球でイニング終了。4回41球を投げて1被安打、2奪三振、2四球、無失点という投球でマウンドを降り、オープン戦初勝利をマーク。最速97.4マイル(約156.8キロ)、直球平均96.3マイル(約155.0キロ)を記録した。
序盤から大量リードを奪ったドジャースが10対4で制し、来日前最後のオープン戦を勝利。大谷はオープン戦7試合に出場して打率.333、1本塁打、OPS1.040をマーク。佐々木は初登板から7イニング連続で無失点に抑え、東京開幕シリーズへ弾みをつけた。