◆ 来日前に7選手がマイナー降格
ロサンゼルス・ドジャースが現地時間11日のオープン戦終了後、メジャーキャンプに参加していた7選手のマイナー降格を発表。韓国プロ野球(KBO)から新加入の金慧成(キム・ヘソン)内野手(26)が東京行きの切符を掴むことはできなかった。
金慧成は2017年にキウム・ヒーローズでKBOデビューを飾り、2021年の東京五輪、2023年のWBCでは韓国代表としてプレー。昨季は打率.326、11本塁打、75打点、30盗塁、OPS.841と活躍を収め、ベストナインにあたる『KBOゴールデングラブ賞』を4年連続、各ポジションで守備の優れた選手に贈られる『KBO守備賞』を2年連続で受賞した。
オフにポスティングシステムを利用し、3年契約でドジャースに加入するも、オープン戦最初の6試合でわずか1安打、打率.071と大きく苦戦。3月に入ってからは初本塁打を放つなど復調を見せたが、同11日のガーディアンズ戦を終え、成績は打率.207、1本塁打、2盗塁、OPS.613。本職の二塁・遊撃に加えて中堅を守るなどアピールを続けたものの、開幕ロースターには届かなかった。
金慧成に加え、頭部への打球直撃により調整の遅れている右腕ボビー・ミラーも降格オプションが行使された。オフにマイナー契約で加入したリリーフ右腕ジオバニー・ガイエゴスや外野手のエディー・ロサリオ、有望株捕手のダルトン・ラッシングらも今季開幕をマイナーで迎えることが決まった。