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- カブスの守備の名手が阪神の練習を熱心に観察していたワケ「練習のやり方を見ているだけで…」
カブスの守備の名手が阪神の練習を熱心に観察していたワケ「練習のやり方を見ているだけで…」

ブレーブス時代に2度遊撃部門のゴールドグラブ賞を受賞したことのあるカブスのダンスビー・スワンソンは、15日にプレシーズンマッチで対戦する阪神の練習をじっと見つめていた。
「もう11年も前のことだけど、大学時代にアメリカの大学代表チームでプレーしていて、日本の大学代表チームと対戦したことがあったんだ。だから、練習のやり方を見ているだけで少し親近感がわく」。
「集中力とか、意図とか、彼らがやっていることすべてが、本当にクールなんだ。野球を見るのは楽しいし、さまざまなスタイルやフォームを見るのは本当にクールだ。だから楽しかった」。
現在の自身の状態については「シーズンオフが3、4カ月あることを考えると僕にとってスプリングトレーニングはシーズンに向けてパフォーマンスを発揮できるよう、良い状態に持っていくための物なんだ。スプリングトレーニングの5、6週間は、スイングであれ、投球フォームであれ、体調を調整するためにフィールド上で全てを費やすことが重要だと思う。良いポジションを確保できるよう、自分自身を良い方向に持っていくんだ」と話す。
自身のYouTubeチャンネルではキャンプ中、ドジャースのムーキー・ベッツと仲良く話すシーンもあった。
「彼は驚異的な選手だし、本当にいい人だよ。プレーを見ていて憧れる選手なんだ。彼は見ていてとても楽しい。でも普段僕らが話すときは、野球というより、友達として話すことが多いんだ。彼は間違いなく一流の選手だよ」。
そのベッツは今季、ショートでプレーする。スワンソンと同じポジションで、同じリーグ。スワンソンは2022年 23年に遊撃手でゴールドグラブ賞を獲得しており、ベッツは守備のライバルにあたる。
「彼はいい選手だから何でもできるんだ。このレベルでポジションを変えられるなんて、本当にすごいことだよ。ライト、セカンド、ショート…彼はすべてのポジションをこなすことができるんだ。そういう人のそばにいて、彼に助言を送ったり話したりできるのは、本当に素晴らしいことだよ」。
日本の観光でリフレッシュもした。「昨日は浅草寺に行ったんだ。自由な時間があれば、いろいろなところに立ち寄ってみたいんだ。日本はとても美しいところだよ。ここに来るのは初めてだけどこれまでのところ、1秒1秒がとても気に入っているし、これからが楽しみだ」。18日・19日に東京ドームで開催されるドジャースとの開幕戦で、最高のパフォーマンスに期待だ。
(取材=ニッポン放送アナウンサー・大泉健斗)